アラカシの葉裏にとまっていたヨコバイです。初めて見る種だと思いながら撮影したのですが、調べてみると同種と思われるものを「アライヒシモンヨコバイ?」として以前のブログにも出していました。これは最近記載された種で、従来から知られていたヒシモンヨコバイ Hishimonus sellatus に酷似していて外見から両種の違いを見分けるのは困難なようです。ただ、両種のうち成虫で越冬するのはアライヒシモンヨコバイ H. araii のみということなのでそちらの可能性が高いと考えたわけですが、最近の温暖化のせいなのか、これまで成虫では越冬しないとされていた種でも真冬に成虫が見つかる例も多いので、決め手にはならないかも知れません。今回も疑問符付きで出しておきます。
2026年2月19日木曜日
アライヒシモンヨコバイ?
2026年2月18日水曜日
ツマアカヒメテントウ??
これもケヤキの樹皮下で、タマゴクロバチの仲間と一緒にいた体の前後がオレンジ色の小さなテントウムシです。
他の虫に気をとられていたせいでかなりいい加減な写真が2枚しかありません。甲虫図鑑を見るとこの色合いの小型テントウはヒメテントウ属 Scymnus に数種が存在しますが、その中でこのあたりにいそうな普通種はツマアカヒメテントウ S. dorcatomoides とニセツマアカヒメテントウ S. rectoidesのようです。そのどちらかの可能性が高いと思いますが、この写真からは判別点が読み取れないので、とりあえず疑問符付きでツマアカヒメテントウとしておきます。
2026年2月13日金曜日
マルコチャタテ(の幼虫?)
ケヤキの樹皮下から出てきた、肉眼ではどっちが頭かもわからないような小さな虫にレンズを向けてみると、以前に一度だけ撮ったことのあるマルコチャタテ でした。12年前はじめて見た時に、翅が無いので「チャタテ類の幼虫」として投稿し、Psocodea さんから「 Cerobasis guestfalica の成虫、コチャタテ亜目コチャタテ科」と教えていただいた種(和名がマルコチャタテ)です。「同定手引 屋内害虫の同定法(5)噛虫(チャタテムシ)目」(こちらからダウンロードできます)によれば体長1.6~2mmで、単為生殖で卵胎生と言われる、とあります。つまりアブラムシのように幼虫を出産するということですね。また翅については「前翅微翅型, 後翅無翅型」で、完全な無翅ではなく鱗状の微小な前翅があるそうです。ただ今回の個体は12年前に撮ったものより小さくて体長1.2mmほどしかなく、また頭部の大きさのわりに腹部が小さいので、まだ成虫にはなっていないようです。
2026年2月12日木曜日
トゲハラヒラセクモゾウムシ
ケヤキの樹皮下で、見慣れなぬきれいなゾウムシを見つけました。保育社の甲虫図鑑で調べるとヒラセクモゾウムシ Metialma signifera か同属のトゲハラヒラセクモゾウムシ M. cordata のどちらかというところまではすぐに見当がつきましたが、両種の区別がなかなか難しそうです。しかし甲虫図鑑の検索表や、Gallery of the Weevil Images というサイトの日本産Metialma 属、種への簡易検索表と標本画像、また日本産ゾウムシデータベースのトゲハラ、昆虫綱というサイトの同じくトゲハラの標本画像などを参照して、これはトゲハラヒラセクモゾウムシでよかろうという結論に至りました。ただし検索表の説明はよく確認できない部分もあり、間違っているかも知れません。甲虫図鑑には両種とも少ない、とありますが、ネット情報ではやはりトゲハラの方が普通なようです。
2026年2月11日水曜日
トビイロヒョウタンゾウムシ
浜辺に落ちた木切れの下に隠れていたゾウムシです。かなりくたびれた個体で上翅や前胸の鱗毛もだいぶはげ落ち、触角も片方ちぎれていますが、撮った時はサビヒョウタンゾウムシ Scepticus griseus だろう思っていました。しかしよく見るとあちこち違いもあるので調べてみると、斑紋は不鮮明ですが他の特徴は同属のトビイロヒョウタンゾウムシ S. griseusによく一致します。生息地も海岸の砂質地とされているので、この種で間違いないと思います。体長は約7.5mmです。
2026年2月10日火曜日
2月のテントウムシの卵
ふたたび海岸の虫探しです。砂地に落ちていた板切れを裏返すと、鮮やかな黄色の卵がくっついていました。ナミテントウかナナホシテントウのものでしょう。こんな真冬に、と思いましたが、ネット上の情報ではそう珍しいことでもないようで、そう言えば以前にもこの時期に見た記憶があります。卵の外見からは区別がつきませんが、早春の活動開始はナナホシの方が少し早いようなので、この卵もナナホシテントウのものなのかも知れません。
ところで、ナミもナナホシも成虫越冬とされていますが、ナナホシの場合は温暖な地域では幼虫や蛹で越冬することも多いようで、以前3月中旬に蛹化していたのも幼虫で冬を越した個体なのでしょう。
2026年2月9日月曜日
アカメガシワの葉
虫撮りの成果も上がらないので、ちょっと季節が合いませんがたまには植物でも。
数年前の4月に撮影したアカメガシワ Mallotus japonicus の葉の星状毛です。
2026年2月8日日曜日
ハナフサワムシ属の一種(Lacinularia sp.)
新年のご挨拶で1枚だけ出したハナフサワムシ属の一種です。昨年7月、水田で採ってきた水の中で見つけました。
群体性のワムシで、以前に出したシナンテリナ属(Sinantherina)と同じマルサヤワムシ科に属していますが、前者の群体はほぼ球形だったのに対してこちらはやや長球型で、より大型です。スライドとカバーグラスの間に約1mm厚のプラスチック板を挟んで、群体を押しつぶさないようにして撮影しました。
2026年2月7日土曜日
クダアザミウマ科の一種
ひと月ほど前に撮ったものです。
シャリンバイの葉裏にいたクダアザミウマの一種です。以前のココログ時代からこの手のクダアザミウマは何度も掲載していて、専門家の先生に種名や属名を教えていただいたものも多いのですが、私の目にはどれも非常によく似ていて、正直言ってどの特徴で区別してよいものかもよく分かりません。体長は尾管を含めて約2.3mmです。
2026年2月4日水曜日
イソフサヤスデ?
海岸の砂地の、雑草の根際にあった石の裏で、小さなフサヤスデの集団が越冬していました。ケヤキなどの樹皮下でよく見るハイイロフサヤスデ(ハイイロチビフサヤスデ)Eudigraphis kinutensis に似ていますが、大きめの個体では頭部が黒っぽく、また生息場所からも同属のイソフサヤスデ E. nigricans の可能性が高いのではないかと思います。ただし最大の個体でも2mm足らずで体節の数も少なく、すべて幼体のようなので特徴がいまひとつはっきりしません。種名は疑問符付きとしておきます。
2026年2月3日火曜日
セアカゴケグモ幼体と成体
浜辺の石の下に隠れていた体長4mmほどのクモです。
体形はヒメグモの仲間のようで、腹部に特徴的な模様があるので名前調べは簡単かと思われましたが、意外に時間がかかりました。ネット上であちこち探してようやく見つけたのがセアカゴケグモ Latrodectus hasseltii の幼体です。確かにヒメグモ科ではありますが、全く予想外でした。そう言われてみれば、体色は全く違いますが腹部の中央に走る白い帯は成体の赤い帯と同じ形をしていて、同種の幼体であることを示しているようです。幼体は雌雄ともに、また♂は成体でもこのような色や模様を持っているようですが、♂であれば体長4mmもあればほぼ成体で、触肢も大きくなっているはずなのでこれは♀の幼体として間違いないでしょう。




















































