2019年10月24日木曜日

カタビロコバチの一種

7月末にモチノキタネオナガコバチが集まっていたモチノキを見に行くと、1匹のカタビロコバチがうろついていました。

初めて見る種ですが、そらさんが「ご近所の小さな生き物たちフォト」にカタビロコバチ科の仲間02として載せておられるものと同じだと思います。

実の上でも産卵を始めそうな様子は見せません。どんどん歩いて行くので正面からは撮れませんでした。

体長は約3.8mmです。

近くの枝に1匹、別種のカタビロコバチがいました。

これもすぐに逃げられたのでこんな写真しかありませんが、キイロカタビロコバチ Sycophila variegata かも知れません。

カタビロコバチ科は多くが植物に虫こぶを作る昆虫に対する寄生者、あるいは同居者として知られているそうです。この公園内でもイスノキモンオナガコバチが発生しているイスノキの実や、ニッポンオナガコバチが出て来るクロガネモチの実に別種のカタビロコバチが産卵するのを見ています。それらがそれぞれのオナガコバチに直接関係を持っているのかどうかは分かりませんが、今回撮影した2種のカタビロコバチのどちらかが、モチノキタネオナガコバチの寄生者あるいは同居者ということもありそうな気がします。

(2019.10.01・明石公園)


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