公園の柵に使われている竹の割れ目にシベリアカタアリ Dolichoderus sibiricus が集まっていました。
よく見れば集団の中心には大きなアリが1匹。
大きな腹部と胸部、女王のようです。
これは口移しに何かを与えている、あるいは貰っているところでしょうか。
しばらく見ているうちに全体がゆっくり移動し始めましたが、女王は働きアリに四方から引っ張られてなすすべも無い風情です。
ほとんどの脚や触角が働きアリの大顎に咥えられて、攻撃されているようにしか見えません。
頭の大きさには大きな差はありませんが、
女王の頭頂部には3個の単眼がはっきり見えます。
鋭い歯が並ぶ大顎ですが、噛む力は手加減しているんでしょうか。
30分ばかり見ていましたが、働きアリたちが四方から引っ張る力がちょうど均衡しているのかその間の移動は10cmにも足らず、結局どこへ行こうとしているのか、分からないままその場を離れました。
(2019.10.17・明石公園)
0 件のコメント:
コメントを投稿