朽ちかけた伐採木の樹皮下から出てきたオソイダニ科(Cunaxidae)の一種です。以前のブログに出したものとほとんど違いが無さそうで、同種ではないかと思います。体長は長い顎体部も含めて約0.8mmです。
「日本ダニ類図鑑」を見ると、オオカマオソイダニ Cunaxa taurus (Kramer)という種と顎体部や触肢の形、2対の非常に長い感覚毛(後部感覚毛の方が長い)、体長など一致する部分が多いようです。この和名は同図鑑(1980年発行)で初めて与えられた新称ということですが、その同じ和名で検索すると、松山市産ダニ類目録(2012)では Armascirus hastatus Shiba 1986 という学名が当てられていて、これらが同じ種を指すのかどうか分かりません。
「日本ダニ類図鑑」を見ると、オオカマオソイダニ Cunaxa taurus (Kramer)という種と顎体部や触肢の形、2対の非常に長い感覚毛(後部感覚毛の方が長い)、体長など一致する部分が多いようです。この和名は同図鑑(1980年発行)で初めて与えられた新称ということですが、その同じ和名で検索すると、松山市産ダニ類目録(2012)では Armascirus hastatus Shiba 1986 という学名が当てられていて、これらが同じ種を指すのかどうか分かりません。
なかなか格好の良いダニです。
2対の、非常に長い感覚毛。
長く伸びた顎体部と、頭上に振り上げた鎌のような触肢。
最後に、樹皮の下に消えていきました。
次は同じ場所で見つけた、同じオソイダニ科と見られる小型のダニです。
ひょっとすると同種の幼体かとも思いますが、成体であれば別種でしょう。
やはり2対の長い感覚毛が見えます。
長く尖った額体部と角のように前方に突き出した触肢。昔の恐竜ファンはトリケラトプス、と思ってしまいます。体長は、額体部の先までで約0.4mm。
(2019.12.21・学が丘北公園)
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