2021年4月11日日曜日

クモスケダニ科の一種(Eremobelba sp.)

 先日のイレコダニと同じ、積み上げられて腐朽の進んだ伐採木の樹皮の下にいたダニです。
以前掲載したヤマトクモスケダニ Eremobelba japonica によく似ていますが別種のようで、サイズもひと回り小型です。日本産土壌動物検索図鑑によれば日本産のクモスケダニ科は1属3種というこですが、図版では“背毛は縮れ毛。背面に亀甲模様なし”と“背毛は直毛。背面に亀甲模様あり”の二つのタイプが示されています。ヤマトクモスケダニは前者で、今回の種は後者のタイプのようですが、種名は分からないので Eremobelba sp. としておきます。

体長は約0.4mm。探すと結構たくさん見つかりますが、カメラの視野に導入するのがひと苦労です。

これは別個体ですが、背面の網目模様がはっきり見えます。

三角形に尖った学前体部はヤマトクモスケダニによく似ています。

背毛は縮れていません。

長く湾曲した胴感毛。

小さなマルトビムシが通りかかりました。

(2021.04.08・学が丘北公園)

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