2021年5月30日日曜日

コナラの葉を綴るアカバキリガ幼虫

 コナラの葉にせっせと糸をかけている芋虫がいました。いつもお世話になっている、YAMKENの明石の蛾達にあたってみると、アカバキリガ Orthosia carnipennis の幼虫のようです。葉を丸めて蛹化の準備に入っているところと見えるのでこれで終齢だと思ったのですが、YAMKENさんの記事によれば終齢では頭部が赤くなるらしく、この個体は亜終齢のようです。多分、無事に葉巻の中に落ち着いてから赤くなるんでしょうね。

芋虫がこういう仕事をしている時はちょっとでも枝葉に触れると固まってしまうので、風で揺れていたりすると撮影には結構難儀します。



ひとしきり糸を掛けた後奥の方へ移動していきます。

葉柄に近いあたりにも既に糸が張られていて、その作業を再開したようです。短時間見ていただけですが、おそらく2か所で交互に作業をして徐々に葉の両端を引き寄せていくのではないかと思います。

(2021.5.14・舞子墓園)

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