昨日の孵化幼虫と同じ場所で、クズの茎に産み付けられたマルカメムの卵塊で産卵しているトビコバチがいました。以前のブログに出したものとおそらく同種で、カメムシタマゴトビコバチ Ooencyrtus nezarae ではないかと思っています。しばらく見ていましたが同じ卵の同じ場所に何度も産卵管を突き刺し、その間には刺点に口をつけて、寄主体液摂取(以前BABAさんが記事にしておられます)らしき行動を繰り返していました。
体長は約0.7mm。
余談ですが、8年前の記事の写真を撮った一週間後、同じ場所で再度産卵風景を見ています。
これも同じカメムシタマゴトビコバチのようですが、卵と比較しても分かるようにはるかに大型で、とても同じマルカメムシ卵で育ったものとは思えません。他のもっと大型のカメムシ卵から羽化したものでしょう。この寄生バチは多種のカメムシ卵をホストとしているらしいので、おそらく寄主卵のサイズによって羽化してきた成虫の大きさにも変化が大きいのではないかと推測されます。
(2021.06.09/最後の1枚のみ 2013.09.06・明石公園)
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