細長い繊毛虫、スピロストマム Spirostomum の一種です。以前のブログでも一度出したことがありますが、今回の方がかなり小型です。また囲口部の長さの細胞全体に対する比率も前回の種は1/2以上、今回は1/2未満と違いがあるので、おそらく別種でしょう。「淡水微生物図鑑」の説明に当てはめてみると、前回の大型種が S. ambiguum、今回が S. intermedium か S. minus のどちらかになりそうです。
この写真では画面下側が頭端です。囲口部が頭端から細胞の屈曲部のあたりまで伸びているのが見えます。
頭端は右を向いています。ネジレグチミズケムシという和名がつけられていますが、囲口部が細胞長軸の周りを緩く回転しながら伸びているのがその由来でしょう。
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