特徴的な食痕のあるクスノキの葉を裏返していくと、10月末になってもまだクスベニヒラタカスミカメ Mansoniella cinnamomi の幼虫がいました。
この種は卵越冬だそうなので、すでに産卵を済ませて姿を消している頃ではないかと思っていました。見つかった幼虫はすべて終齢でしたが、これから羽化・交尾・産卵と、寒くなるまでに間に合うんでしょうか。
成虫もちらほら。
葉柄に産卵すると聞いたので、それらしい跡を探してみると、ありました。
しかし拡大してみると、すでに「蓋」が開いているような…。
持ち帰った葉柄を割いてみると、案の定出てきたのは孵化した後の殻の卵殻のようです。越冬卵を見たかったのですが、もっと新鮮な葉を探さなくてはいけないのかも知れません。
(2021.10.27・明石公園)
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