海の珪藻、プレウロシグマ Pleurosigma の一種です。ゆっくりと動いていましたが、止まったところを見計らってスタック撮影しました。
2021年12月31日金曜日
プレウロシグマ(メガネケイソウ)
2021年12月30日木曜日
MWS バルバドス産放散虫標本
以前から是非1枚我が家にも、と願っていたミクロワールドサービスさんのバルバドス産放散虫プレパラートを、先日の年末セールで初めて購入することができました。「ニセ散布スライド」というものですが、化石放散虫の骨格がびっしりと敷き詰められたとても美しい標本で、特に中低倍率の暗視野では素晴らしい眺めです。見ているだけでも楽しいものですが、ここ2、3日はMWSさんの「本日の画像」をお手本にあれこれ照明を工夫しながらせっせと撮影していました。なかなかなお手本のようにはいきませんが、普段生きた物ばかり相手にしていると時間に追われる場面が多いので、こんなふうにじっくり腰を据えて撮影出来るというのもいいものです。次に作例を何枚かお見せしますが、なにしろ封入されている数が膨大なので、楽しみは尽きません。
2021年12月28日火曜日
ウロコチャタテの一種
昨日のイダテンに続いて樹幹ではお馴染みのウロコチャタテの一種です。お馴染みと言っても名前は分かりません。石の上にいる親類と同様逃げ足は非常に速く、イダテンを凌ぎます。
2021年12月27日月曜日
イダテンチャタテ
おなじみイダテンチャタテ Idatenopsocus orientalis です。こいつを見かけると顔を撮ってみたくなります。
2021年12月26日日曜日
フクロワムシ属の一種・♂(Asplanchna sp.)(改題)
* 2022.01.01・追記 *
初めて見る種のフクロワムシだと思っていたのですが、わちーさんより、これはフクロワムシの雄であることを教えていただきました。種はサンプル内の雌を確認して類推するしかないそうです。同じ池でよく見つかるこちらと同じ種なのかも知れません。ネットで検索してみると A.priodonta の雄の画像が見つかりました(こちらやこちら)。詳しくは分かりませんが、毛束のようなものは lateral antenna(側触角?)に dorsal antennae(背触角?)と呼ばれるもので、それぞれ一対あるようです。また肛門と考えた部分はペニスの出入りする孔のようです。
先日記事に出したたくさんのプレオドリナを眺めていると、その間を見慣れないフクロワムシの一種が泳ぎ回っていました。体長はよく見かけるもの(多分 A.priodonta)の半分くらいで肛門らしきものがあり、また体の中央付近の両側に毛束のようなものが見えます。足や趾は見当たらないのでフクロワムシ属 Asplanchna に間違いないと思いますが、手持ちの図鑑やネット上の画像には今のところ似たものが見つかりません。
2021年12月25日土曜日
コナダニ科の一種?・交尾中
落ち葉めくりをしていると妙な形のダニが歩いていました。
♀(?)の腹部にうっすら透けて見えるのは卵でしょうか。
2021年12月24日金曜日
タイワンツヤカスミカメ?
これは以前のブログに「カワヤナギツヤカスミカメ?」として載せたのと同じものです。図鑑の写真とは斑紋に違いがあるので当時から疑問は持っていたのですが、やがて複数のサイトで関西圏で近年多くなってきたツヤカスミカメ属の未知種として取り上げらるようになり、aclerisさんの記事でタイワンツヤカスミカメ Deraeocoris apicatus という、最近の移入種であるらしいことを知りました。今回久しぶりに撮影したので、ついでに以前の記事も修正しておきます。
モッコクの幹でじっとしていたのですが、撮り始めると歩きだしました。翅端まで約5mmです。
2021年12月23日木曜日
お知らせ(新種のハナカメムシ)
6月9日の記事で「ハナカメムシ類の幼虫 (?Anthocoris sp.)」として掲載していた種に関して、最近新種記載された Temnostethus mirificus (仮称:コバネシロモンハナカメムシ)という種の成虫であることを、ある方から教えていただきました。これまでに栃木・千葉・愛知の3か所から見つかっているそうです。元の記事を修正しておきましたので詳しくはそちらをご覧ください。
ついでに写真も1枚。2021年12月22日水曜日
プレオドリナ 細胞分裂・精子束・娘群体
12月15日の記事の続きです。
シャーレに入れたまま一晩置いたプレオドリナ(Pleodorina sp.)を翌日検鏡してみると、さらに多くの群体で細胞分裂が進行していました。分裂の様々な段階の生殖細胞から脱出を待つばかりの娘群体まで、それに有性生殖に関わる精子束(精子の集合体)らしきものが見られます。この仲間は充分な栄養がある時には無性生殖で増殖し、栄養不足の条件では有性生殖に移行するそうです。無性生殖では群体内の生殖細胞が分裂して娘群体を形成し、有性生殖時には生殖細胞は雌性配偶子と雄性配偶子(精子束)に分化するということですが、見ているものがどのような段階にあるのか、勉強不足でよく分かりません。精子束が生じているのはやはり採集後丸一日以上シャーレの中に放置したおかげで栄養条件が悪化したことによるのかも知れません。
この群体ではすでに娘群体が成熟しています。
2021年12月18日土曜日
2021年12月15日水曜日
プレオドリナ・娘群体の脱出
前回の記事から約一か月半後、同じ池ではやはり多数のプレオドリナ(Pleodorina sp.)が採集できました。ただ今回は分裂中の細胞や脱出間近の娘群体を持った群体も多く、親群体から娘群体が出ていく場面も見られました。
2021年12月13日月曜日
プレオドリナ(Pleodorina sp.)
2か月も前に撮影したものですが、以前のブログで一度出している、ボルボックスの仲間のプレオドリナ Pleodorina です。よく似たユードリナなどと違ってあまり多いものではないという印象があったので、いつも採集している池で大量に採れたのにちょっと驚きました。
ワムシ類その他も登場します。