顕微鏡では普段横方向からばかり見ているワムシ類ですが、カバーガラスの下に充分な空間をとってやると頭を上に向け、繊毛冠 (corona)がカバーガラスに接した状態で泳ぎ始めることがあります。今回はその繊毛の動きを狙ってみました。
まず最初はツボワムシを暗視野で。多数の個体を一緒に泳がせ、カバーガラスの下面にピントを合わせて探すと、あちこちで深いところから不意に浮上してきて花のように繊毛冠を開くのが見られます。以下、静止画はすべてストロボ撮影です。
繊毛が青く見えるのは構造色でしょう。次は微分干渉で。
動画です。
冒頭が暗視野、続いて明視野、微分干渉です。
これは一緒にいたコガタツボワムシ Brachionus angularis です。
最後はドロワムシ(Synchaeta)の一種。黒いのは眼点です。
やや手前にピントを移動。
全体像はこちらにあります。
(2022.01.13・明石公園 桜堀にて採集)
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