2022年1月28日金曜日

アラカシで出産するイスノフシアブラムシ

 アラカシのひこばえで、しばらく見かけなかったイスノスシアブラムシ Nipponaphis distyliicola のコロニーを見つけました。

しかしよく見ると、多くの無翅成虫は死んだり寄生バチの脱出口が開いていたり、また脱落した後も多く元気そうな個体は多くありません。

それでも探すと出産中のものがいました。真冬に出産とは意外な気がしますが、以前には12月末3月初めにも見ているので珍しいことではないようです。



小さな体には不釣り合いに太くて長い口吻が見えます。お尻の先の白い塊は卵殻の名残でしょう。

2枚目から30分ほどかかって無事着地しました。
イスノフシアブラムシは春に有翅虫が現れてイスノキに移住しますが、それとは別に一部の系統は周年アラカシで繁殖を続けるそうです。春にアラカシで見た幼虫たちはこちら、また有翅虫と思われるものはこちらに出しています。

(2022.01.22・明石公園)

0 件のコメント:

コメントを投稿