2022年7月30日土曜日

コガネコバチ科 Acroclisoides sp.とカメムシ卵

 モチノキの幹に並んだ14個のカメムシ卵の上に、1匹のコバチがとまっていました。カメムシ卵はすでに寄生されているようです。コバチはコガネコバチ科の Acroclisoides 属の一種で、腹部の細さを見るとおそらく♀の羽化を待っている♂でしょう。体長は約2.3mm。Acroclisoides は以前のブログで何度か出していて、その中で今回の種のように翅に斑紋のある種はこちらこちらですが、斑紋の形は後者に似ています。同種かどうかは分かりません。12年前の記事にいただいたコメントではこの属は日本に2、3種いるが未記録、ということでした。現在はどうなっているのか知りません。別種の Acroclisoides がカメムシ卵から羽化してくる様子はこちらに出しています。






(2022.07.30・明石公園)

2 件のコメント:

  1. こんばんは、
    相変わらず、このタイプのコガネコバチは、何度見ても顔に似合わず顎が大きく良い顔をしていますね。

    返信削除
  2. はい、確かに独特のお顔ですよね。両目と触角と大顎に囲まれたのっぺらぼうの部分が広くて、ちょっと間の抜けた感じもしますが…。

    返信削除