ヒラタトガリカメムシ Brachymna tenuis はもともと南方系のカメムシで、近年になって九州や四国、本州にも分布を拡げてきたもののようです。ここ明石公園でもこの5月にある方が採集されていて、その個体も見せていただいたのですが、その後別の虫撮り仲間に居場所を教えて貰ってようやくお目にかかることができました。最初に見た時はササの群落にたくさんの幼虫がいたのですが、その2週間後同じ場所を訪れた時には成虫が1匹しか見つかりませんでした。羽化後分散していったのかも知れません。この公園内にはあちこちにタケやササの群落があるので、また他の場所で見つかることを期待しています。
体長約13mmの幼虫です。大きさからみて終齢でしょう。
これは別個体ですが、同齢のようです。若齢幼虫も何匹か見ましたが、逃げ足が速くて撮れませんでした。
(幼虫:2022.06.26/成虫:07.10 明石公園)
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