サクラの葉裏で、ヒメコバチ科 Euplectrus sp. に寄生されていた蛾の幼虫です。すでに吸い尽くされて干からびていますが、こちらと同じリンゴツマキリアツバでしょう。この種名は明石の蛾達のYAMKENさんに教えていただきました。ヒメコバチの幼虫たちは寄主の下に潜り込んで、粗い繭を紡いで蛹化の準備に入っているようですが、まだ6匹ばかり寄主の背中に残っています。他の幼虫よりもかなり小さく見えますが、兄弟に追いつこうとまだ食事を続けているのか、それとも別種の寄生バチということも考えられるでしょうか。撮影後、1時間ほど経ってから覗いた時もまだこの状態のままでした。寄主の体長は約10mmですが、生時よりかなり縮んでいるかもしれません。
(2022.06.17・明石公園)
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