今年はマイマイガ Lymantria dispar の幼虫が多いようだと思っていたら、アカメガシワの葉にちょっと見たことがないくらい大きな奴が乗っていました。体長は80mm弱。図鑑やネット情報でも終齢で60mm前後とされているので、平均よりかなり大きいことは間違いないでしょう。鮮やかな模様や密生した剛毛の束に思わず見とれてしまいました。ちなみに、孵化したばかりの1齢幼虫はこちらに載せています。
マイマイガは10年に一度くらい大発生すると言われていますが、それが数年続いた後、ウィルスや病原菌の流行によって突然終息することが多いようです。このあたりでは2013年に大発生後の大量死が見られました。今年は、少なくともこのあたりではまだそれほど増えているようには見えませんが、ひょっとしたら来年あたりの大発生の兆候かも知れません?
頭部の特徴的なハの字型の黒紋。密生した毛の間から単眼が光っているのが見えます。
(2025.06.07・明石公園)
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