2025年9月8日月曜日

クヌギハマルタマフシに産卵するナガコバチ科の一種(?Eupelmus sp.)

 クヌギハマルタマフシはクヌギハマルタマバチが産卵することによって出来る虫こぶですが、この公園ではアベマキの葉でよく見られます。緑の葉の上で赤い球が各支脈の上に一つづつ、等間隔で並んでいたりするとなかなか奇麗なものですが、この虫こぶにも寄生するハチがいます。以前のブログでもタマバチ(ヤドリタマバチ?)が産卵しているところを出していますが、今回の寄生バチはナガコバチ科の一種でした。体長は約3mm。過去の記事の中ではこちらによく似ていて、同じ Eupelmus 属ではないかと思います。。

最初、虫こぶにハチが乗っているのを見て思わず葉に触れると、葉面に降りて離れた場所に退却してしまいましたが、そっと手を放して見ているとやがてまた戻ってきて、虫こぶの上をしばらく歩き回った末、腹端をつけて産卵を始めました。

お尻の先に飛び出ているのは産卵管の鞘で、本体は腹部の前寄りから伸びて虫こぶに刺さっています。こうなると少しくらいの刺激では中止することはありません。




産卵を始めてから15分以上、こちらが立ち去る時もこの姿勢を続けていました。


(2025.08.28・明石公園)



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