2020年4月14日火曜日

パラディレプタス属の一種

これはよく見かける大型の繊毛虫で、以前トラケリウス属と思っていたものですが、よく調べるとパラディレプタス属だったようです。
象の鼻のような吻部を持ち、くるくる回転しながら活発に泳ぎます。まずその動画から。

これは繊毛虫の運動を妨げないように水の層を厚くして撮影したものです。

次は細部を見るためにある程度カバーガラスで押さえつけて撮っています。


細胞の後端近くに数珠状に並んでいるのは大核だと思います。油滴のように見える球はやはり脂肪でしょうか。

細胞の表層近くに多数の収縮胞が並んでいます。


カバーガラスに押えられた繊毛が写っています。

これで細胞の表面にピントが合っている状態だと思いますが、この粒々は何でしょうか。

さらに内部にピントをずらすと大核が見えてきます。

動画です。


(2020.03.14・明石公園 桜堀にて採集)


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