昨日の記事に出したシロモンコバネナガカメムシを探している間、このナガコバチの一種(Anastatus sp.)を何度も見かけました。こちらやこちらのように、昆虫の卵に寄生卵を産みこむ寄生バチです。苔の間や樹皮の割れ目を触角で探りながらうろついているので、おそらくそのような場所に寄主の卵が隠れているんでしょう。今にも目当ての卵を見つけて産卵を始めるのではないかと期待して追いかけましたが、いつまでも歩き回るばかり。音を上げかけた頃、ちょっと目を離した隙に立ち止まって産卵管を突き刺していました。
体長約3.2mm。美しい寄生バチです。
(2022.05.22・明石公園)
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