2022年6月8日水曜日

モチツツジの葉の上のモチツツジカスミカメ

 家の近所の小さな緑地に植わっているモチツツジに、モチツツジカスミカメ Orthotylus gotohi が集まっていました。成虫・幼虫ともにたくさんいて、かなりの割合で餌にありついていました。餌というのはモチツツジの腺毛に捕えられて死んだ、あるいは動けなくなった小さな虫で、このカメムシはそれらに口吻を突き刺して吸汁します。自身は腺毛に脚をとられることなく自由に歩き回ることができ、またモチツツジの上以外で発見されることがないというユニークなカメムシです。

アブラムシを吸っている成虫です。

上と同じ。

こちらの餌はハラビロクロバチの一種。

こちらはハエヤドリクロバチの一種に口吻を刺していましたが…。

成虫はカメラを警戒して立ち去り、その後すかさず近くにいた幼虫が寄ってきました。

この幼虫もアブラムシを吸汁しています。

上と同じ。

(2022.05.31・神戸市垂水区)

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