大量の樹液を流してたくさんのスズメバチやハナムグリを集めているアベマキで、そんな虫には目もくれず小さなケシキスイやキクイムシを追いかけていると、こんな小甲虫が見つかりました。大きな複眼や翅の模様には覚えがあって、たしか以前にも撮影しているはずだと思って調べてみるとこちらの記事が出てきました。クチキムシダマシ科のヒメクチキムシダマシ Elacatis ocularis。4年ぶりの再会ですが、前回はちょっとした山の上、今回はいつもの街なか公園です。図鑑には枯木性とあって、前回も倒木の上で見つけているので樹液目当てに来たわけではないのかも知れません。体長は約4mmで前回よりやや大型です。大あごをもぐもぐ動かしながらじっとしていましたが、撮影中にあたりを駆け回っていたハナムグリに蹴散らされて消えてしまいました。
(2023.08.22・明石公園)
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