アベマキの葉裏が無数の虫こぶ(ゴール)で覆われています。
クヌギハケタマフシだと思います。クヌギハケタマバチ Cerroneuroterus japonicus というタマバチが犯人だそうです。
ところで、このクヌギハケタマフシを形成するクヌギハケタマバチ Cerroneuroterus japonicus については、これまでネット上にも画像が見当たらずどんな姿をしているのか見当がつかなかったのですが、今回あらためて探してみるとこんな記事が見つかりました。これまでこの種に与えられていた複数の学名を一つに整理したという内容ですが、単性世代と両性世代を繰り返すというこの仲間の習性も一因となって、同じ種が過去に9回も新種として記載されていたそうです。
さて、その記事には二つの世代の成虫の画像が載せられているのですが、胸部・頭部にオレンジ色の部分のある両性世代の成虫が、以前に掲載したものによく似ていることに気づきました。アベマキの新葉裏に産卵しているのを何度か見ていて、同じ場所で当の虫こぶもよく見られるので、同種の可能性が高いと思います。
(2024.09.17・明石公園)
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