先日のイソウロウタマバチに続いて、同じクヌギハケタマフシに産卵しているカタビロコバチの一種を見つけました。こちらと同じ状況ですが、触角や脚の色に違いがあるので同種ではないでしょう。体長は2.3mmほどです。
山岸健三さんの「寄生蜂の解説」によれば、カタビロコバチ科は「大半は寄生蜂で,植物に虫こぶをつくる昆虫や茎にもぐる昆虫などに寄生するが,一部の種類は植物食で,種子を食害する種もある」とのことです。中には直接昆虫に寄生するのではない、いわゆる同居バチもいるそうですが、このブログでもこれまでにいろいろな対象に産卵するカタビロコバチを掲載しています(2012.10.15、2013.08.24,2020.05.19、2020.06.05、2023.10.23)。
たくさんの虫こぶの間を歩き回って寄主を探しています。
産卵部位が決まると、まず腹部を曲げて産卵管の先端をあてがい、
穿孔が始まると産卵管が鞘から離れて虫こぶに入っていきます。
目いっぱい挿入しました。
この後も、多数の虫こぶに産卵を繰り返していました。
(2024.09.29・明石公園)
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