2021年2月27日土曜日

ナシミドリオオアブラムシ・孵化

 昨年末にナシミドリオオアブラムシの産卵を撮影したシャリンバイではすでに孵化が始まっているようで、たくさんの卵に混じって若齢幼虫もちらほら現れていました。これなら孵化途中のものも見られるかと思って片っ端から葉を捲ってルーペで覗いて回ると、数十枚調べてようやく1匹、卵殻から身を乗り出したばかりの幼虫が見つかりました。その様子は以前に幾度か撮影した時と同じで変わりばえもしませんが、孵化や羽化は何度見てもいいものです。







(2021.02.24・明石公園)

2021年2月26日金曜日

不明甲虫の幼虫

 この幼虫もムクノキの樹皮の下から出てきました。甲虫類だと思いますが、その中でどのあたりに近いのか見当がつきません。大きな顎を持っているのでおそらく捕食性なんでしょう。体長は5mmくらい。頭を左右に激しく振りながら動きまわるので、ピンボケを量産してしまいました。体のあちこちに付着している長い毛は、同じ場所で集団越冬していたハイイロチビフサヤスデの尾毛だと思われます。






(2021.02.24・明石公園)

2021年2月25日木曜日

アオズムカデとヒシモンナガタマムシ

 ムクノキの樹皮の下にいたアオズムカデです。

よく見るとムカデの傍らにヒシモンナガタマムシが・・・。

まるでムカデに護られているような格好ですが、春になって同居人が活動を始める前に他所へ行った方がいいでしょうね。

(2021.02.24・明石公園)

2021年2月24日水曜日

ムクノキ樹皮下のイチモンジハムシ

 ムクノキの樹皮下で越冬していたイイチモンジハムシ Morphosphaera japonica です。暖かい季節にはイヌビワやイタビカズラでよく見かけるハムシですが、冬場はなぜかこの木がお気に入りのようです。樹皮の捲れ具合がちょうど良いのかも知れません。
相変わらず、虫探しは最不調です。



(2021.02.24・明石公園)

2021年2月19日金曜日

ニッポンオナガコバチ♀(深度合成)

 ニッポンオナガコバチ Macrodasyceras japonicum の♀です。先週出した♂と同じ日に採集、翌日一緒に撮影していたのですが、合成処理やレタッチが面倒くさくてなかなか捗らず、一週間遅れの登場となりました。








(2021.02.05・明石公園にて採集)

2021年2月12日金曜日

ニッポンオナガコバチ♂(深度合成)

 お馴染みのニッポンオナガコバチ Macrodasyceras japonicum の♂です。何の木だったか忘れましたが、葉の裏にいたのを採集してかえり深度合成撮影しました。このハチの♂は、こちらのように大きさや体色の変異がかなりありますが、これは比較的大型で黒色部の多い個体です。♀は冬の間、葉裏や枯れ葉の間でたくさん越冬していますが、♂も時々見かけます。まだこれから交尾の機会があるんでしょうか。









(2021.02.05・明石公園にて採集)

2021年2月8日月曜日

アオキコナジラミの蛹殻と若齢幼虫

いつもの公園ですが、あちこち探しても目ぼしいものはほとんど見つからないので、トベラのアオキコナジラミ Aleuroclava aucubae をあらためて撮ってみました。お馴染みの黒い蛹殻の他に、少し小さくて緑色の薄っぺらなのが混じっています。多分同種の若齢幼虫だと思います。



大きい方は長径約0.8mmで、すでに蛹殻だと思います。小さい方は0.7mm足らずですが、ちょっと形が違う気がします。これも蛹殻でしょうか。

画面上の黒い蛹殻は長径約0.7mm、下の幼虫は約0.48mmです。

約0.35mmの幼虫。

この幼虫は約0.58mm。これで3齢くらいでしょうか。

(2021.02.05・明石公園)

2021年2月5日金曜日

枝の先のウシカメムシ

この辺りだけのことかも知れませんが、この冬はこれまでになく虫が 少ないようで、葉の裏を覗いても落ち葉をひっくり返しても、例年お馴染みの虫さえほとんど姿が見られません。この傾向がずっと続くのでなければいいのですが。
と、言い訳をしておいて、とりあえず忘れられないために久しぶりに更新しておきます。アラカシのひこばえの先にしがみついていたウシカメムシです。



(2021.02.05・明石公園)