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2026年9月14日月曜日

アズチグモの隠れ家

 端が折り返されたクズの葉を見つけました。

中身が気になります。

隙間から覗くと、特徴的な顔が。

葉をつまんで拡げてみると、卵嚢を守るアズチグモの♀でした。

(2026.09.12・明石公園)


2026年9月13日日曜日

ツユムシとアズチグモ

 幼木のクワの葉から、ツユムシがぶら下がっていました。

交尾器を見ると♂です。普通種のツユムシ Phaneroptera falcata ですが、最近はこんな虫まであまり見かけなくなってしまいました。

先日登場したばかりですが、今回もアズチグモの仕業でした。獲物の喉元をしっかり咥えています。

自分よりはるかに重い獲物を、こんな姿勢でよく落とさずに支えていられるものだと感心しました。

(2026.09.12・明石公園)


2026年9月7日月曜日

チュウガタシロカネグモ♀

 お堀近くのササの間に網をかけていたチュウガタシロカネグモ Leucauge blanda です。

体長10mmほどの♀です。この巣網は水平円網と呼ばれますが、大抵やや斜めに傾いています。腹部の黒い帯の間は銀色に輝いています。こういう、アルミ箔でも貼ったように輝く銀色は昆虫ではほとんど見かけませんが、クモの仲間ではギンメッキゴミグモにギンナガゴミグモ、シロカネイソウロウグモと、この近辺だけでもわりあい普通に見られます。

円網の中央は円く穴が開いていますが、これはアシナガグモ科によく見られる特徴だそうです。

(2026.09.05・明石公園)

2026年8月29日土曜日

花外蜜腺を吸うアオオビハエトリ

 アカメガシワの葉の上で、花外蜜腺を吸っているアオオビハエトリがいました。

花外蜜腺には多くのアリが集まるので、そのアリを狙うアオオビハエトリが周りをうろついている光景はときどき見かけますが(こちら)、この葉の上にはアリの姿はありません。クモが蜜腺を吸っているのは初めて見ました。



しきりに周囲を警戒しながら何度も蜜腺に口をつけていました。

レンズに向かっておきまりポーズ。

近くの別のアカメガシワでは、トビイロシワアリを追いかけていました。
クモが蜜を吸うというのはよくあることなのか検索してみると、アカメガシワの花外蜜腺をアリグモが吸っていたという記事がありました(こちら)。またこちらではアズチグモがヤブガラシの花で吸蜜していたことが紹介されています。いずれにしても、あまり頻繁にみられる行動ではないようです。

(2026.08.23・明石公園)

2026年8月23日日曜日

アズチグモに捕まったホリカワクシヒゲガガンボ

 よく目立つ色彩のホリカワクシヒゲガガンボが、サクラの枝からぶら下がっていました。


♀のアズチグモに捕えられています。

アズチグモはカニグモの仲間ですが、網も張らずによくこんなに大きな獲物を捕まえるものだと感心しました。

(20263.08.12・明石公園)


2026年8月18日火曜日

卵嚢を守るオダカグモ

 アラカシの葉の裏で卵嚢を守っていたオダカグモ Meotipa argyrodiformis です。

子グモが孵化した後の様子はこちらに出しています。

(2026.08.12・明石公園)

2026年8月15日土曜日

メスジロハエトリの♀

 縁が折り曲げられたアラカシの葉を見つけたので、ちょっと拡げてみようと手を触れると、隙間から白いハエトリグモが顔を出しました。メスジロハエトリ Phintella versicolor の♀です。しばらくかくれんぼのように出たり入ったりしていましたが、やがて隠れ家を捨てて逃げてしまいました。体長は約6mmで、以前のブログに出したものよりやや小型で腹部も小さいですが、これで成体でしょう。和名通り白っぽい体をしているのは♀だけで、♂はこちらのようにずいぶん違う姿をしています。






(2026.08.08・明石公園)


2026年7月23日木曜日

クロオオアリを捕えたアオオビハエトリ

 アベマキの幹で、アオオビハエトリがクロオオアリを捕えていました。好んでアリを獲物にするハエトリグモですが、実際の狩りの瞬間は未だ見たことがありません。アリの行列の周りを何匹もうろついていることがありますが、ハンターとしては非常に慎重というか臆病というか、たくさんの獲物を前にして攻撃に仕掛けるどころか時々行列から離れたアリが近づいてくると慌てて後退する始末です。相手も強力な捕食者なので、正面攻撃は避けて隙を見せるのを気長に待つ戦法でしょう。それがこんなに大きいアリをどうやって捕らえたのか想像がつきませんが、何枚か撮っているうちに通りかかった別のクロオオアリに驚いて獲物を落としてしまいました。




(2026.07.14・明石公園)

2026年7月20日月曜日

クモの卵嚢

 サルトリイバラの葉の裏にきれいなオレンジ色の塊が見えたので確認すると、クモの卵嚢でした。初めて見る形ですが、卵塊を守る覆いは二重構造になっていて、内側は赤くて細い糸で密に編まれ、その外側を白くて太い糸が粗く取り巻いています。大変精巧な造りで、1匹の母グモがこんなものをどうやって作るのか、ちょっと想像がつきません。だいたい太さも色も違う2種類の糸を使い分けるということ自体、そんなことが出来るとは知りませんでした。ネット上の画像を探すとセンショウグモの仲間がこれに似た卵嚢を作るようですが、ぴったり一致するものは見当たらないので、また別の仲間かも知れません。大きさは、内側のオレンジ色の部分の高さが7mmほどです。



中に見える卵は直径1.2mmくらいです。

外側の太い糸は細かな毛でおおわれていて、飾りつけに使うワイヤーモールみたいです。

(2026.07.12・三木山森林公園)



2026年6月8日月曜日

コガネグモとシロカネイソウロウグモ

 高さ1mほどに伸びたセイタカアワダチソウの間に、大きなコガネグモが巣を張っているのを見つけました。通路に腹面を向けていて、反対側は草が密生しているので背中の模様を確認できないのですが、体長が20mmほどもあるのでコガネグモ Argiope amoena に間違いありません。網にかかったバッタの仲間を食べているところでした。
この公園ではよく目にするのはコガタコガネグモばかりで、コガネグモの成体はあまり見かけません。と言って別に珍しいものでもないのでとりあえず記録だけ、というつもりで何枚か撮影しておいたのですが、帰宅後パソコンで画像を見ると、撮影時には気づかなかった寄食者が写っていました。銀白色に輝くシロカネイソウロウグモです。これまで越冬中の幼体やジョロウグモの巣の端にぶら下がっている(こちら)のを見たことはありますが、実際に家主の食事のお相伴にあずかっているところは初めてです。気づいていればもっと丁寧に撮ったものを、全く迂闊でした。普通種と思っても、気を抜かずによく観察しないといけませんね。


焦点から外れていますが、獲物の上に白いクモが写っています。


気づかぬままに、シロカネイソウロウグモもにどうにかピントが合っていました。

上のカットからトリミングしたものです。

(2026.06.04・明石公園)


2026年5月25日月曜日

メスの巣に来たゴミグモのオス

 一部が破れたゴミグモの♀の巣網の縦糸に、黒っぽいオスが来ていました。ゴミグモの♂はこちらのように単独で木の葉の下などにぶら下がっているのをときどき見かけますが、♀の巣に来たのを見るのは初めてです。見ている間は全く動きませんでしたが、♀に接近する機会を窺がっているのでしょう。すぐそばに貼られていたもう一つの巣にも、やはり端の方に1匹の♂の姿がありました。

♀は巣網の裏側にいて、ゴミに隠れて姿が見えません。


(2026.05.16・明石公園)


2026年5月21日木曜日

イオウイロハシリグモの幼体

 クズの葉の上でヨコバイの一種を捕らえていたイオウイロハシリグモ  Dolomedes sulfureus の幼体です。近づくと葉の裏に回ったりして逃げ回りましたが、獲物を離すことはありませんでした。体長約10mmです。
水辺の近い場所に多い徘徊性のクモで、成長するとかなり大きくなります。成体の♀と孵化直後の幼虫はこちらに出しています。



単眼に長い毛が被さっているのは邪魔にならないんでしょうか。


(2026.05.16・明石公園)

2026年3月28日土曜日

クモの子

 モチノキの葉先に、孵化したばかりと思われる子グモが集まっていました。“まどい”と呼ばれる状態ですが、それにしては数が少ないのはすでに兄弟たちの大半が風に乗って散ってしまった後なのかも知れません。種類は分かりませんが、体長が1.2mmほどあるので、比較的大型の種ではないかと思います。




(2026.03.24・明石公園)

2026年3月10日火曜日

ムクノキ樹皮下で越冬中のドウシグモ

 当ブログではおなじみのドウシグモ Asceua japonica です。ここしばらく見ていませんでしたが、1本のムクノキの樹皮下から数匹見つかりました。こちらこちらのようにアリを専門に捕食する徘徊性のクモですが、冬場は樹皮下で、木屑を綴った巣の中で越冬しています。下の写真には複数の個体が含まれていますが、体長はどれも3mm前後で、触肢が膨らんでいないので♀だと思いますが、腹部が小さいので未成熟なのでしょう。全国的に報告例の少ない種のようですが、こちらの記事には西日本での観察例や、独特な捕食習性がまとめられています。







(2026.03.06・明石公園)


2026年2月3日火曜日

セアカゴケグモ幼体と成体

 浜辺の石の下に隠れていた体長4mmほどのクモです。
体形はヒメグモの仲間のようで、腹部に特徴的な模様があるので名前調べは簡単かと思われましたが、意外に時間がかかりました。ネット上であちこち探してようやく見つけたのがセアカゴケグモ Latrodectus hasseltii の幼体です。確かにヒメグモ科ではありますが、全く予想外でした。そう言われてみれば、体色は全く違いますが腹部の中央に走る白い帯は成体の赤い帯と同じ形をしていて、同種の幼体であることを示しているようです。幼体は雌雄ともに、また♂は成体でもこのような色や模様を持っているようですが、♂であれば体長4mmもあればほぼ成体で、触肢も大きくなっているはずなのでこれは♀の幼体として間違いないでしょう。





以下は、同じ日にやはり浜辺に落ちていた大きな板切れの裏にくっついていたセアカゴケグモの♀成体です。



この日、同じような♀成体は3匹見ました。30年前の騒ぎは何だったのだろうと思うくらい最近では名前を聞くこともほとんどなくなりましたが、このあたりでも完全に定着しているようです。

(2026.01.21・明石市谷八木)