アベマキの幹で、アオオビハエトリがクロオオアリを捕えていました。好んでアリを獲物にするハエトリグモですが、実際の狩りの瞬間は未だ見たことがありません。アリの行列の周りを何匹もうろついていることがありますが、ハンターとしては非常に慎重というか臆病というか、たくさんの獲物を前にして攻撃に仕掛けるどころか時々行列から離れたアリが近づいてくると慌てて後退する始末です。相手も強力な捕食者なので、正面攻撃は避けて隙を見せるのを気長に待つ戦法でしょう。それがこんなに大きいアリをどうやって捕らえたのか想像がつきませんが、何枚か撮っているうちに通りかかった別のクロオオアリに驚いて獲物を落としてしまいました。
2026年7月23日木曜日
2026年7月20日月曜日
クモの卵嚢
サルトリイバラの葉の裏にきれいなオレンジ色の塊が見えたので確認すると、クモの卵嚢でした。初めて見る形ですが、卵塊を守る覆いは二重構造になっていて、内側は赤くて細い糸で密に編まれ、その外側を白くて太い糸が粗く取り巻いています。大変精巧な造りで、1匹の母グモがこんなものをどうやって作るのか、ちょっと想像がつきません。だいたい太さも色も違う2種類の糸を使い分けるということ自体、そんなことが出来るとは知りませんでした。ネット上の画像を探すとセンショウグモの仲間がこれに似た卵嚢を作るようですが、ぴったり一致するものは見当たらないので、また別の仲間かも知れません。大きさは、内側のオレンジ色の部分の高さが7mmほどです。
2026年6月8日月曜日
コガネグモとシロカネイソウロウグモ
高さ1mほどに伸びたセイタカアワダチソウの間に、大きなコガネグモが巣を張っているのを見つけました。通路に腹面を向けていて、反対側は草が密生しているので背中の模様を確認できないのですが、体長が20mmほどもあるのでコガネグモ Argiope amoena に間違いありません。網にかかったバッタの仲間を食べているところでした。
この公園ではよく目にするのはコガタコガネグモばかりで、コガネグモの成体はあまり見かけません。と言って別に珍しいものでもないのでとりあえず記録だけ、というつもりで何枚か撮影しておいたのですが、帰宅後パソコンで画像を見ると、撮影時には気づかなかった寄食者が写っていました。銀白色に輝くシロカネイソウロウグモです。これまで越冬中の幼体やジョロウグモの巣の端にぶら下がっている(こちら)のを見たことはありますが、実際に家主の食事のお相伴にあずかっているところは初めてです。気づいていればもっと丁寧に撮ったものを、全く迂闊でした。普通種と思っても、気を抜かずによく観察しないといけませんね。
2026年5月25日月曜日
メスの巣に来たゴミグモのオス
一部が破れたゴミグモの♀の巣網の縦糸に、黒っぽいオスが来ていました。ゴミグモの♂はこちらのように単独で木の葉の下などにぶら下がっているのをときどき見かけますが、♀の巣に来たのを見るのは初めてです。見ている間は全く動きませんでしたが、♀に接近する機会を窺がっているのでしょう。すぐそばに貼られていたもう一つの巣にも、やはり端の方に1匹の♂の姿がありました。
2026年5月21日木曜日
イオウイロハシリグモの幼体
クズの葉の上でヨコバイの一種を捕らえていたイオウイロハシリグモ Dolomedes sulfureus の幼体です。近づくと葉の裏に回ったりして逃げ回りましたが、獲物を離すことはありませんでした。体長約10mmです。
水辺の近い場所に多い徘徊性のクモで、成長するとかなり大きくなります。成体の♀と孵化直後の幼虫はこちらに出しています。
2026年3月28日土曜日
クモの子
モチノキの葉先に、孵化したばかりと思われる子グモが集まっていました。“まどい”と呼ばれる状態ですが、それにしては数が少ないのはすでに兄弟たちの大半が風に乗って散ってしまった後なのかも知れません。種類は分かりませんが、体長が1.2mmほどあるので、比較的大型の種ではないかと思います。
2026年3月10日火曜日
ムクノキ樹皮下で越冬中のドウシグモ
2026年2月3日火曜日
セアカゴケグモ幼体と成体
浜辺の石の下に隠れていた体長4mmほどのクモです。
体形はヒメグモの仲間のようで、腹部に特徴的な模様があるので名前調べは簡単かと思われましたが、意外に時間がかかりました。ネット上であちこち探してようやく見つけたのがセアカゴケグモ Latrodectus hasseltii の幼体です。確かにヒメグモ科ではありますが、全く予想外でした。そう言われてみれば、体色は全く違いますが腹部の中央に走る白い帯は成体の赤い帯と同じ形をしていて、同種の幼体であることを示しているようです。幼体は雌雄ともに、また♂は成体でもこのような色や模様を持っているようですが、♂であれば体長4mmもあればほぼ成体で、触肢も大きくなっているはずなのでこれは♀の幼体として間違いないでしょう。
2025年11月11日火曜日
アオオニグモと巣
木の枝の間に、きれいな円いクモの巣があるのに主の姿が見えない、という時には、近くの葉の隠れ家にアオオニグモ Araneus pentagrammicus が潜んでいる場合があります。巣網は完全な円網ではなく円周の一部が欠けたいわゆるキレ網ですが、その中心から1本の「呼び糸」が、隠れ家のクモまで伸びています。獲物が網にかかると、その振動がクモに伝わり、隠れ家から飛び出してくるという寸法です。
「呼び糸」がよく見えるように、ストロボを真横に置いて撮りました。
2025年9月10日水曜日
アミメアリとアオオビハエトリ
アカメガシワの花外蜜腺に来たアミメアリを、アオオビハエトリが狙っていました。脚(第一歩脚)を高々と挙げ、周囲を往ったり来たりしながら何度も獲物に迫るのですが、毎回ギリギリのところでサッと退却します。その間アリは呑気に蜜を舐めていて気付いた様子もありませんが、クモの方ははじめから腰が引けているというか、アリのわずかな動きにもびくびくしている様子です。専門の捕食者でもアリを相手にするのは危険が伴うのでしょう。
見ている分には面白かったのですが、なにぶん動きが早くて撮った写真はほとんどピンボケでした。視力と反射神経に問題があるようです。
2025年6月15日日曜日
カノコガを捕えたササグモ
あまりに普通種なのでカメラを向けることもほとんどないササグモ Oxyopes sertatus ですが、ちょうど大物を捕まえていたので撮ってみました。お腹の大きな♀です。
2025年5月18日日曜日
オオヒメグモに捕らえられたウロコアシナガグモ
初夏のこの時期、広葉樹の葉の裏で、こちらのようにウロコアシナガグモの母グモが卵嚢や孵化したばかりの子グモのそばに留まっているのはよく見る光景ですが、その間はやはり捕食者に狙われやすくなるんでしょうか。この♀はアラカシの葉裏でオオヒメグモに捕まっていました。卵はまだ孵化していないように見えますが、卵嚢から出た幼虫も母グモがそばにいないと生存率に違いが出てくるかもしれません。
2025年5月13日火曜日
2025年4月5日土曜日
ゴミグモの一種・幼体
2025年1月18日土曜日
まだ頑張っているジョロウグモ
トウネズミモチの枝で寒風に耐えていたジョロウグモです。毎年この時期に街なかの街路樹や公園でときどき見かける光景ですが、真冬にこんなに大きくて派手な色をしたクモが生きているのが意外に思われるのか、SNSなどでもよく登場しているようです。腹部は大きく張りがあってまだ産卵が終わっていないようにも見えますが、どうなんでしょうか。いずれにしても春が来るまで生き永らえることはないだろうと思うと、ちょっと可哀そうですね。


















































