2026年9月24日木曜日

ナガマドキノコバエの一種・雌雄

 アカメガシワの葉の裏で交尾していたナガマドキノコバエです。「観察会」で一緒に散策していた虫仲間が見つけたものを撮らせてもらいました。ナガマドキノコバエはシイタケ栽培の重要害虫として知られていて、以前にこの公園でも繁殖しているのを見たことがあります。しかし個体数は多くないようで、それ以来15年間一度も目にしていませんでした。キノコバエとしては大きい方で、色もきれいなので翅を開いてとまっているとガガンボを小さくしたようにも見えます。以前の投稿では単にナガマドキノコバエとしていましたが、最近の研究で同種が複数種に分けられたらしいので、今回は ナガマドキノコバエの一種( Neoempheria sp.) としました。


右の、やや大きくて腹部が膨れている方が♀だと思います。体長約4.5mmです。



(2026.09.19・明石公園)

2026年9月21日月曜日

アズキガイ

 最近の雨で湿った切り株の上をアズキガイ Pupinella rufa が這っていました。殻の高さが1cmほどの細長いカタツムリです。この公園にはたくさんいますが、普段は落ち葉の間や朽木の割れ目などにいて、雨上がりなどの他はあまり人目につくことはありません。
一般的なカタツムリは触角が2対あって上の長い方の触角の先に眼がついていますが、このアズキガイでは触角は1対で、その付け根のあたりに眼があります。また、これも普通のカタツムリとは違って「蓋」を持っているのですが、残念ながら下の写真では見えません。以前のブログに幼貝を載せていますが、殻の形がずいぶん違うのでコメントをいただくまで同種とは気づきませんでした。中部地方以西の日本各地に分布しているようですが、いくつかの府県では絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されています。





(2026.09.12・明石公園)


2026年9月19日土曜日

シュロの葉の裏のヘリグロメンコガ

 木立の中の薄暗い場所に丈の低いシュロの木があったので、あまり期待もせずに大きな葉を持ち上げてみると、裏側に小さな黄色い蛾が何匹もついていました。ヘリグロメンコガ(Opogona sp.)です。10年以上前に初めて名前を調べた時はまだ和名のみで学名はついていないということでしたが、今回改めて検索してみてもその点変わりはないようです。食草に関する情報も見つかりませんでしたが、シュロの木に何等かの関係があるのか、単に休憩場所に選んだだけなのか、よく分かりません。


周りの葉にも同じようにいて、計20匹くらい数えました。



上2枚と下の3枚は別個体。それぞれ翅端まで約4mmと4.5mmです。



(2026.09.12・明石公園)


2026年9月18日金曜日

ヒメベッコウハゴロモの交尾

昨日の記事と同じ場所にはヒメベッコウハゴロモ Ricania taeniata もたくさん見つかりました。ジュズダマの葉の上にいるのですが、非常に敏感で、近づくとほとんどが葉の裏に回り込んだり、ぴょんと跳ねて消えてしまいます。

ようやく、逃げずにゆっくり歩いている個体を見つけたと思えば、

交尾中でした。

右の大きい方が♀でしょうか。

(2026.09.12・明石公園)


2026年9月17日木曜日

交尾中のハマベアワフキ

 ジュズダマの茎で交尾していたハマベアワフキ Aphrophora maritima です。何度も撮影している普通種ですが、当ブログでは初登場です。
和名に反して生息場所は浜辺に限らず、平地のイネ科植物上で普通に見られるそうですが、この公園では水辺に近い場所でよく見かけます。


左の個体で翅端まで約10mm。雌雄の別は分かりませんが、2、3枚撮るうちに離れてしまいました。

(2026.09.12・明石公園)

2026年9月15日火曜日

アオマツムシの隠れ家

 一面瘤だらけのヤブニッケイの葉の下から、長い触角が伸びています。

葉の瘤はニッケイトガリキジラミの寄生によるものですが、触角の主は?

アオマツムシでした。先日♀の幼虫を出したばかりですが、これは♂の成虫です。日中はこんなところに隠れているんですね。背中のあたりに白い糸も見えるので、やはりこの場所も元はクモかイモムシ・毛虫の隠れ家だったのかも知れません。

(2026.09.12・明石公園)


2026年9月14日月曜日

アズチグモの隠れ家

 端が折り返されたクズの葉を見つけました。

中身が気になります。

隙間から覗くと、特徴的な顔が。

葉をつまんで拡げてみると、卵嚢を守るアズチグモの♀でした。

(2026.09.12・明石公園)