2026年10月16日金曜日

オナガササキリ♀

 先日♂を撮影してから二日後、同じ場所で見つけたオナガササキリの♀です。前回は♂ばかりで♀は1匹も見かけなかったのに、この日は少し探すと何匹も出てきました。

ジュズダマの葉で。触角の長さは♂と同じくらいありそうです。

体長は約23mm、産卵管を含めると50mmほどで、和名通りの長い産卵管です。余談ですが、本種についてネット情報を探していると、体長を“25~52mm”としているサイトが複数(たとえば某大学とか某博物館)出てきました。産卵管抜きと産卵管込みの寸法が混同されているようです。たまたま手元にあった保育社の原色日本昆虫図鑑の下巻(昭和52年の全改訂新版)を見るとやはり“体長25~52mm”と説明されているので、おそらくそのあたりが出どころでしょう。ネットで調べ物をしていると、ときどきこんな発見があります。

近くにいた別の♀です。先日の♂と同じようにジュズダマの花を食べていました。

(2026.10.10・明石公園)


2026年10月15日木曜日

ガマノハアブラムシ

 ヒメガマの葉に、ところどころ黒いアブラムシが集まっていました。ガマノハアブラムシ Schizaphis scirpi だと思います。周年ガマ類で生活するアブラムシです。




体長0.8から1.2mmくらいの幼虫たち。


成虫は体長約2mm。


別の葉に有翅成虫もいましたが、羽化の失敗は翅が捩れています。体長約2mm。


また別の葉ではケアリの仲間が集まっていました。

1匹変わり種がいます。まだ生きているように見えますが、すでに寄生を受けてマミー化しているのかも知れません。

(2026.10.08・明石公園)


2026年10月13日火曜日

オナガササキリ♂

 撮影時にはササキリだと思っていたのですが、写真を見てちょっと違うことに気づきました。オナガササキリ Conocephalus exemptus の♂です。浅い池の周りに密生したジュズダマの間にいました。

盛んに翅を震わせて鳴いていることは分かるのですが、悲しいことに老人の耳にはほとんど聞こえません。

こちらが気になるのか時々鳴くのを止めて移動し、すぐにまた鳴きはじめます。体長は約20mm、翅端まで約22mmです。

ひと休みしてジュズダマの花(?)を食べています。

直翅目に詳しい虫仲間が、触角も含めた全体像を必ず撮っておく、と言うのを聞いて以来、自分でもそれを心掛けています。細くて長い触角がどこまで伸びているのか、ファインダーではなかなか確認できませんが、なかば目分量で撮った写真になんとか先端まで写っていました。片方は切れて短くなっていますが、長い方は体長の4倍くらいあります。因みに、ネット上の画像で触角の先まで写っているものはあまり見当たりません。まあ、限られたサイズの画像で全部入れると本体が小さくなり過ぎるということもありますが。

撮影中ふと気がつくと、すぐ近くに他の♂が2匹来ていました。ライバルの鳴き声に寄ってくるんでしょうか。これはそのうちの1匹ですが、触角がどちらも途中で切れています。

最初の♂が鳴いているところを、スマホで短い動画を撮ってみました。

風のせいで画面が揺れて見苦しいのはご勘弁ください。ボリュームを上げると、鳴き声が聞こえるような聞こえないような…。

(2026.10.08・明石公園)

2026年10月11日日曜日

サトクダマキモドキ♀

 いつも見ているヒメクダマキモドキにしては大きいな、と思ったらヒメではなくサトクダマキモドキ Holochlora japonica の♀でした。この公園で見かけるのはほとんどヒメの方で、本種もいるとは聞いていましたが撮影したのは多分これが初めてです。とは言ってもこの仲間には普段からあまり注意を払っていないので、特に少ないわけでもないのかも知れません。
浅い池のヒメガマの葉の間をゆっくり移動中でしたが、岸から離れているのでカメラを持った腕を一杯に伸ばして何枚か撮るうちに段々遠ざかってしまいました。体長は産卵管の先までで36mm、翅端まで60mmくらいです。



ヒメクダマキモドキ Phaulula macilenta と比べると、体が大きいわりに産卵管は小ぶりです。多分、産卵場所も違うんでしょうね。


(2026.10.08・明石公園)

2026年10月9日金曜日

ヤハズハエトリ♂

 ヤハズハエトリ Marpissa elongata は以前に♀(成体)や幼体(♂?)を出していますが、♂の成体は初登場です。たまに見かけるのですが、逃げ足が速くてうまく撮れたためしがありません。今回はヒメガマの葉の上を歩きまわっているのを追いかけながらシャッターを切ったのですが、やはり少々ブレてしまいました。きれいなハエトリです。



体長約7mmです。

(2026.10.08・明石公園)

2026年10月8日木曜日

ヒメコバチに寄生されたホソバシャチホコ幼虫・その後

 先日の、ヒメコバチの寄生を受けた可哀そうなホソバシャチホコ幼虫を十日後に見に行きました。

寄主幼虫は吸いつくされて見る影もありません。ただ、帰宅後写真を見比べてみて、前回は上向きに定位していたのが下を向いていることに気づきました。確かに生きてはいましたが、それだけの余力が残っていたとは驚きです。

この日はこちらのような、 ヒメコバチ幼虫が寄主を吸いつくしてその下に潜り込み、蛹化を始めた段階を予想していたのですが、見に来るのがちょっと遅かったようです。

寄主の残骸を持ち上げてみると、ヒメコバチの蛹の抜け殻が多数残っていました。右上には羽化に失敗したらしい Euplectrus sp.の成虫も見えますが、実は撮影時には気づいていませんでした。

抜け殻の他に、羽化せずに死んでしまったらしき蛹もいくつも残っていました。またそれらの間に白い幼虫が何匹か蠢いていました。肉食の双翅目幼虫のようで、ヒメコバチの蛹を攻撃していたのではないかと思いますが、単に寄主の残骸を食べていただけなのかも知れません。

(2026.10.03・明石公園)


2026年10月5日月曜日

ヘクソカズラグンバイの交尾

 8月に出したヒメグンバイやアワダチソウグンバイと同じ、ヘクソカズラグンバイの三つ巴の交尾です。よく見る光景ですが、ちょうど葉の表に秋晴れの強い日光があたって透けて見え、これもきれいなもんだと思って撮りました。

と言っても手持ちではブレるので、フラッシュで太陽光を真似ています。

(2026.10.01・舞子墓園)