浜辺の石の下に隠れていた体長4mmほどのクモです。
体形はヒメグモの仲間のようで、腹部に特徴的な模様があるので名前調べは簡単かと思われましたが、意外に時間がかかりました。ネット上であちこち探してようやく見つけたのがセアカゴケグモ Latrodectus hasseltii の幼体です。確かにヒメグモ科ではありますが、全く予想外でした。そう言われてみれば、体色は全く違いますが腹部の中央に走る白い帯は成体の赤い帯と同じ形をしていて、同種の幼体であることを示しているようです。幼体は雌雄ともに、また♂は成体でもこのような色や模様を持っているようですが、♂であれば体長4mmもあればほぼ成体で、触肢も大きくなっているはずなのでこれは♀の幼体として間違いないでしょう。
2026年2月3日火曜日
セアカゴケグモ幼体と成体
2026年2月1日日曜日
ヒゲブトホソアリモドキ
先日のモモブトトビイロサシガメの記事の1枚目に、ピンボケで小さく写っていたアリモドキの一種です。
この日、木切れや石ころを裏返すと何度も出てきたのですが、肉眼ではアリにしか見えません。ルーペで見てやっと甲虫であることは分かったのですが、アリと同じようにひたすら歩き続けてほとんど立ち止まらず、カメラの視野に捉えるのも一苦労です。ほとんどピントを合わせることも出来ないので、スタック撮影用に2匹ばかり採集して帰りました。
保育社の甲虫図鑑で調べると、大きさや体形、斑紋がヒゲブトホソアリモドキ Anthicus monstrosicornis によく似ています。また“頭部後縁が中央で湾入する”という特徴も写真で確認できるのですが、“♂の触角第5~6節が強く内方にひろがる”というのは採集した2個体ともに認められません。ただ“砂浜で発見されるが少ない”ともあるので、同種の♀である可能性がありそうですが、決めるには図鑑よりもう少し解像度の良い画像を見たいところです。
ネット検索では各地の採集記録は出てくるのですが、生体も標本も写真がほとんどありません。ようやく探し出したのは iNaturalist に投稿されたこちらだけでした。中国大陸での記録ですが、かなり鮮明な画像で触角第5~6節の特徴がはっきり確認でき、同定に間違いはなさそうです。そしてその画像を今回撮影したものと比較すると、上記の触角第5~6節以外にはほとんど違いがないので、こちらの方は同じ Anthicus monstrosicornis の♀と考えて良いと思います。
2026年1月31日土曜日
フタホシシリグロハネカクシ
これも浜辺に落ちていた板切れを裏返すと出てきた、細長いハネカクシの一種です。
この仲間にしては斑紋がはっきりしているので身元調べも楽だろうと思いながら甲虫図鑑を開くと、案の定すぐに目星がつきました。上翅に1対の黒紋、そして腹部の先端近くにも黒い部分があって、名前がフタホシシリグロハネカクシ Astenus bicolon。見たままの分かりやすい和名ですが、上翅の黒紋は消えている個体もあるそうです。他の特徴も合っているので多分これに間違いないでしょう。体長は約4mmです。顔面も撮りたかったのですが、真冬の寒さにも負けず元気に歩き回るので断念しました。
2026年1月30日金曜日
不明カメムシ若齢幼虫
浜辺に転がっていた石の裏の、ちょっとした窪みに集まっていたカメムシの幼虫たちです。
体長は1.2から1.5mmくらいで、1齢か2齢くらいでしょうか。この齢の幼虫から成虫の姿を想像するのは難しいですが、こんな場所で見かけるカメムシの中ではヒメマダラナガカメムシか、同じ日に撮影したフタモンホシカメムシあたりが思い浮かびます。しかし前者はそもそも成虫越冬とされていて、こんな若齢幼虫でも越冬することがあるのかどうかわかりません。後者は幼虫でも越冬することは確かですが、両種とも図鑑やネット上にも比較できるような画像が見つからず、候補を絞ることは出来ませんでした。
2026年1月29日木曜日
マルシラホシカメムシ
浜辺の越冬昆虫が続きます。
これは平たい石の裏にいたマルシラホシカメムシ Eysarcoris guttigerus です。
2026年1月27日火曜日
越冬中のフタモンホシカメムシ
昨日の記事に続き浜辺の虫探し。
砂地の上に落ちていた板切れの裏にくっついていたフタモンホシカメムシ Pyrrhocoris sibiricus です。
2026年1月26日月曜日
モモブトトビイロサシガメ
久しぶりに海岸で越冬昆虫探しをしてきました。防潮堤に沿って2キロほど、浜辺に転がった小石や板切れをひっくり返しながら3時間ばかり歩いて、この日一番の大物(サイズの点で)がこのモモブトトビイロサシガメ Oncocephalus femoratus でした。3年前にもやはり浜辺で越冬していた幼虫を出していますが、今度は成虫です。大きなコンクリート片を裏がえして見つけました。体長約15mmです。






























