2026年5月1日金曜日

ツツハナバチ

 昨日の記事のアオマダラタマムシの羽化を待っていた時、同じ切り株にたくさん開いた古い虫孔の一つにツツハナバチ Osmia taurus が出入りしていました。以前のブログにも一度出していますが、竹筒や空き家になった虫孔など既存の穴を利用して巣を造るハナバチです。巣穴に飛び込んで数秒後にはまたとび出していき、すぐにまた戻ってくるということを繰り返していました。動きが速いので見ているだけではよく分からなかったのですが、撮った写真を見ると出ていく時には木屑を一杯抱えていて、それを少し離れた場所に捨ててから戻ってきていたようです。巣穴の拡張工事の最中だったのでしょう。写真のデータを確認すると15から20秒くらいのサイクルでした。木屑を捨てるだけなら穴の口から押し出すだけでも良さそうなものですが、わざわざ遠くへ捨てに行くというのはやはり寄生者に手がかりを与えるのを防ぐためでしょうか。このハチにはシリアゲコバチの寄生が知られているそうです。
下の写真は実際の撮影順ではなく、くり返し大量に撮った中からピントとタイミングの合ったものを選んで、ハチの仕事の行程に沿って並べたものです。巣穴が切り株の凹んだ部分にあって、真上からしか撮れませんでした。








(2026.04.21・明石公園)


2026年4月30日木曜日

アオマダラタマムシの羽化

 写真はぼちぼち撮っているのですが、このところ雑用が多くて投稿がついつい遅くなってしまいます。
アオマダラタマムシが羽化してきている、との情報をいただき早速見に行きました。
場所は以前の記事にも出したクロガネモチ(と思っているのですがモチノキかも知れません)の切り株で、ここ数年、毎年季節になるとタマムシが集まってきていたのですが、羽化・脱出の場面はまだ見たことがありませんでした。
切り株には多数の脱出口が開いていて、そのうち二つの小さな穴の奥にタマムシの顔が見えています。しかしまだ朝で気温が低いせいか、見ていてもなかなか出てきそうにないので、そのあたりをぶらぶらしながら時々戻って脱出を待ちました。

顔を見せていた2匹のうち、1匹が動き始めました。

ちょうど樹皮の割れ目に脱出口を開けています。

出口のすぐ外に残った樹皮も邪魔になるのか、大顎で齧って拡げています。


いよいよ出てきましたが・・・。

間の悪いことにこここでバッテリー切れ。この後はただ見ているしかありませんでした。脱出間近に見えたもう1匹はほとんど動きが無く、いつまで待たされるか分からないのであきらめて引き上げました。

脱出を待つ間も、すでに羽化を終えた成虫が2、3匹切り株の上を歩き回っていました。
その後いただいた情報によれば、約一週間後にもまだ羽化が続いていたそうです。

(2026.04.21・明石公園)



2026年4月23日木曜日

越冬明けのマツヘリカメムシ

 いつも情報をいただいている虫仲間から、マツヘリカメムシがたくさん来ているよ、と教えられて、数日後に見に行きました。芝生広場の周囲に植えられている松を探すと、なるほどあちこちで成虫が新芽や膨らみ始めた球果を吸っています。地味な体色なので長い松葉の間にいると目につきにくいのですが、かなりの数がいるようです。暖かくなって越冬場所からから一斉に出てきたのでしょうが、冬場にはまだ見たことがありません。どんなところに隠れているんでしょうか。







(2026.04.14・明石公園)


2026年4月20日月曜日

ヒメハナバチの一種、おそらくワタセヒメハナバチのオス(改題)

 * 2026.04.22・タイトル修正 *

“蜂好きおじさん”から、おそらくワタセヒメハナバチ Andrena (Gymnandrena) watasei のオスだろうとのコメントをいただきましたので、タイトルを修正しました。

これはヒメハナバチ科の一種だと思います。アケビの葉にとまっていて、気温もかなり上がっているのにレンズを近づけてもしばらくじっとしていてくれました。地中の巣穴からから出てきたばかりだったのかも知れません。胸部の周りや顔面に密生した白くて長い毛が目立ちますが、その顔面を撮ろうとして葉柄をつまむとやはり飛んでしまいました。体長は約10.5mmです。




(2026.04.14・明石公園)

2026年4月17日金曜日

黄色いアザミウマ幼虫

 今年は多い年なのか、アラカシの新葉を裏返すと高い確率でカシトガリキジラミの卵や1齢幼虫がついています。これだけ多ければちょうど孵化の様子を見るチャンスもあるのではないかと、たくさんの卵がついた葉の裏をルーペで探していると、小さな黄色いアザミウマの幼虫が歩いていました。カメラで追いかけているとやがてカシトガリキジラミの卵に近づいてきたので、ひょっとしてこれを食べるのか、と期待しましたが、特に興味も示さず歩いて行ってしまいました。所属は全く見当がつきません。体長は約0.5mmです。





(2026.04.12・明石公園)

2026年4月16日木曜日

サツマキジラミの交尾

 シャリンバイの新葉の裏で交尾中のサツマキジラミ Cacopsylla satsumensis です。寄主のシャリンバイは公園や歩道の植え込みなどいたるところに植えられていて、このキジラミもごく普通に見られますが、なにぶん小さいので目にとめる人は少ないかも知れません。交尾の後は♀の産卵ですが、その様子は以前のブログに出しています。


(2026.04.12・明石公園)


2026年4月14日火曜日

カリンに集まるモモチョッキリ

 いつものカリンの木にモモチョッキリが来ている、との情報をいただいたので見に行ってきました。5年前の記事と同じ場所です。毎年のように現れて蕾や子房を齧っているのが見られるのですが、まだ産卵を確認したことがありません。地上からは見えない高いところで産卵しているのか、それともどこか別の場所で羽化した個体が毎年飛んでくるんでしょうか。この日は3匹ばかり見つかりましたが、なかなかじっとしていてくれないので写真の出来は良くありません。







(2026.04.12・明石公園)