ケヤキの樹皮下から出てきた、肉眼ではどっちが頭かもわからないような小さな虫にレンズを向けてみると、以前に一度だけ撮ったことのあるマルコチャタテ でした。12年前はじめて見た時に、翅が無いので「チャタテ類の幼虫」として投稿し、Psocodea さんから「 Cerobasis guestfalica の成虫、コチャタテ亜目コチャタテ科」と教えていただいた種(和名がマルコチャタテ)です。「同定手引 屋内害虫の同定法(5)噛虫(チャタテムシ)目」(こちらからダウンロードできます)によれば体長1.6~2mmで、単為生殖で卵胎生と言われる、とあります。つまりアブラムシのように幼虫を出産するということですね。また翅については「前翅微翅型, 後翅無翅型」で、完全な無翅ではなく鱗状の微小な前翅があるそうです。ただ今回の個体は12年前に撮ったものより小さくて体長1.2mmほどしかなく、また頭部の大きさのわりに腹部が小さいので、まだ成虫にはなっていないようです。
2026年2月13日金曜日
2026年2月12日木曜日
トゲハラヒラセクモゾウムシ
ケヤキの樹皮下で、見慣れなぬきれいなゾウムシを見つけました。保育社の甲虫図鑑で調べるとヒラセクモゾウムシ Metialma signifera か同属のトゲハラヒラセクモゾウムシ M. cordata のどちらかというところまではすぐに見当がつきましたが、両種の区別がなかなか難しそうです。しかし甲虫図鑑の検索表や、Gallery of the Weevil Images というサイトの日本産Metialma 属、種への簡易検索表と標本画像、また日本産ゾウムシデータベースのトゲハラ、昆虫綱というサイトの同じくトゲハラの標本画像などを参照して、これはトゲハラヒラセクモゾウムシでよかろうという結論に至りました。ただし検索表の説明はよく確認できない部分もあり、間違っているかも知れません。甲虫図鑑には両種とも少ない、とありますが、ネット情報ではやはりトゲハラの方が普通なようです。
2026年2月11日水曜日
トビイロヒョウタンゴミムシ
浜辺に落ちた木切れの下に隠れていたゾウムシです。かなりくたびれた個体で上翅や前胸の鱗毛もだいぶはげ落ち、触角も片方ちぎれていますが、撮った時はサビヒョウタンゾウムシ Scepticus griseus だろう思っていました。しかしよく見るとあちこち違いもあるので調べてみると、斑紋は不鮮明ですが他の特徴は同属のトビイロヒョウタンゴミムシ S. griseusによく一致します。生息地も海岸の砂質地とされているので、この種で間違いないと思います。体長は約7.5mmです。
2026年2月10日火曜日
2月のテントウムシの卵
ふたたび海岸の虫探しです。砂地に落ちていた板切れを裏返すと、鮮やかな黄色の卵がくっついていました。ナミテントウかナナホシテントウのものでしょう。こんな真冬に、と思いましたが、ネット上の情報ではそう珍しいことでもないようで、そう言えば以前にもこの時期に見た記憶があります。卵の外見からは区別がつきませんが、早春の活動開始はナナホシの方が少し早いようなので、この卵もナナホシテントウのものなのかも知れません。
ところで、ナミもナナホシも成虫越冬とされていますが、ナナホシの場合は温暖な地域では幼虫や蛹で越冬することも多いようで、以前3月中旬に蛹化していたのも幼虫で冬を越した個体なのでしょう。
2026年2月9日月曜日
アカメガシワの葉
虫撮りの成果も上がらないので、ちょっと季節が合いませんがたまには植物でも。
数年前の4月に撮影したアカメガシワ Mallotus japonicus の葉の星状毛です。
2026年2月8日日曜日
ハナフサワムシ属の一種(Lacinularia sp.)
新年のご挨拶で1枚だけ出したハナフサワムシ属の一種です。昨年7月、水田で採ってきた水の中で見つけました。
群体性のワムシで、以前に出したシナンテリナ属(Sinantherina)と同じマルサヤワムシ科に属していますが、前者の群体はほぼ球形だったのに対してこちらはやや長球型で、より大型です。スライドとカバーグラスの間に約1mm厚のプラスチック板を挟んで、群体を押しつぶさないようにして撮影しました。
2026年2月7日土曜日
クダアザミウマ科の一種
ひと月ほど前に撮ったものです。
シャリンバイの葉裏にいたクダアザミウマの一種です。以前のココログ時代からこの手のクダアザミウマは何度も掲載していて、専門家の先生に種名や属名を教えていただいたものも多いのですが、私の目にはどれも非常によく似ていて、正直言ってどの特徴で区別してよいものかもよく分かりません。体長は尾管を含めて約2.3mmです。

































