石垣から伸びた草にとまったホソミイトトンボ Aciagrion migratum です。すぐに逃げられたのでこの1枚しか撮れませんでしたが、レンズに手前の草がかぶって後半身がぼやけてしまいました。腹部の付け根に生殖器のふくらみが見えるので♂でしょう。体長は約39mmです。
成虫で越冬する種で、冬の間は写真のような枯葉色をしていますが、春になって成熟するとこちらのような色になります。その名の通り“糸”トンボの中でもひときわ細長い体つきをしています。
(2024.12.03・明石公園)
普段トンボやチョウを追いかけるということはまずしないのですが、たまたま目の前にとまったので撮らせてもらいました。キイトトンボ Ceriagrion melanurum です。
このように腹部が鮮やかな黄色で先端背面が黒いのは♂だそうです。トンボやチョウはどうも面倒くさくて滅多に撮らないんですが、今回はウチワヤンマ Sinictinogomphus clavatus です。別に追いかけていたわけでもないんですが、こちらが歩く前をハンミョウみたいに、近づくと飛んで少し先の手すりにとまり、そこまで歩いていくとまた飛んで、ということを何度か繰り返した後、最後にとまった照明器具の金枠が気に入ったのか今度は近寄っても逃げないので、折角なので撮らせてもらいました。たまには大きな虫もいいですね。