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2024年6月22日土曜日

交尾中のカノコガ

 カノコガ Amata fortunei がクズの葉の上で交尾していました。もともと珍しい種ではありませんが、今年は特に多いように感じます。

左のお腹の大きい方が♀でしょう。

手前が♂です。


2024.06.13・明石公園)

2024年6月12日水曜日

アオスジアゲハの幼虫たち

クスノキのひこばえと、すぐ近くのヤブニッケイでアオスジアゲハ Graphium sarpedon の幼虫を何匹か見つけました。

これが一番大きくて、体長約22mm。クスノキの葉の上にいました。3齢か4齢くらいだと思います。

真横から、辛うじて顔が見えます。

3対の黒い角状突起。

これもクスノキにいた、やや小型の幼虫。体長約15mmで、2齢か3齢でしょう。

色と大きさ以外は1匹目と同じ感じです。

これが1齢幼虫です。体長は5mmくらいで、ヤブニッケイの葉の裏にいました。お尻の先に糞がついています。

全身棘だらけですが、その中でやはり3対の突起が目立ちます。


大小の棘はすべて先端が二股に分かれています。


(2024.06.04・明石公園)


2024年6月10日月曜日

シロジマエダシャク

 これはシロジマエダシャク Euryobeidia languidata だと思います。カナメモチの葉裏にいました。翅の傷みもほとんどない綺麗な個体で、羽化後あまり時間がたっていなかったのかも知れません。枝を引き寄せても逃げずに大人しくしていてくれたので、特に意味もありませんが各部のアップを撮らせてもらいました。これまで何度も撮影している気がするのですが、調べてみるとまだブログには出していなかったようです。食草のモチノキは、この公園内では最も多い樹種の一つです。









(2024.06.01・明石公園)

2024年5月20日月曜日

マドガ

 この季節によく見かけるマドガ Thyris usitata です。最普通種で、その上昼行性なので撮影する機会も多いはずなのですが、調べてみるとこれまで一度も出していませんでした。よく見るとなかなか綺麗なガです。



中脚を、前翅に沿わせるように持ち上げています。

(2024.05.18・明石公園)

2024年5月17日金曜日

イボタガ若齢幼虫

 ネズミモチの葉裏についていたイボタガ Brahmaea japonica の幼虫です。体長6mmほどで、2齢くらいでしょうか。虫好きの間では人気の高いイボタガですが、これまで成虫を一度見たことがあるだけで、近所の公園で繁殖しているとは思っていませんでした。体の前後に長い突起を備えていますが、終齢では失われるそうです。






おまけで、以前一度だけ見た成虫です。


出勤途中、自宅近くの街路樹にとまっていたのをコンデジで撮ったものです。

(幼虫:2024.05.04・舞子墓園/成虫:2009.04.11・神戸市垂水区)

2024年5月5日日曜日

キシタバ幼虫

 ムクノキの新梢についていたイモムシです。名前も分からず撮影しましたが、調べてみるとキシタバ Catocala patala の幼虫でした。主にフジなどのマメ科植物を食草としているようなので、ムクノキにいたのはちょっと不思議ですが、ひょっとしたらどこかにフジ蔓でも絡んでいたのかも知れません。この個体は体長約45mmですが、終齢では60mmくらいになるそうです。頭部のシマウマ柄が印象的です。





(2024.04.26・明石公園)

2024年4月21日日曜日

キタテハの求愛行動

 河川敷の小道で、足元から飛び立った2匹のチョウがすぐ近くの枯草の茎にとまったのを見ると2匹のキタテハでした。♂が♀に求愛しているようです。同じ情景は以前のブログにも出していますが、♀が翅を立てたままにしているのは交尾拒否の意思表示だそうで。その後の展開は、不用意に近づきすぎて今度は向こう岸まで飛んで行ってしまったので見られずじまいでした。




(2024.04.12・神戸市西区伊川)

2024年4月20日土曜日

マツカレハの中齢幼虫

 マツの葉を食べていたマツカレハ Dendrolimus spectabilis の幼虫です。体色は以前に出した若齢幼虫と同じですが、体長は2倍近い約26mmで、中齢でしょう。きれいな毛虫ですが、黒い毛は毒針毛だそうなので、触ってみる気にはなりません。拡大してみると様々な色や形の毛が入り混じっていることが分かります。それぞれに役目があるんでしょうか。







(2024.04.12・明石公園)


2024年4月11日木曜日

トラフシジミ

 虫仲間数人といつもの公園を散策していて見つけたトラフシジミ Rapala arata です。見覚えはあるのですが名前は思い出せず、虫仲間に教えてもらいました。長年こんなブログをやっていてもチョウやトンボには普段からどうもあまり関心がわかず、目の前にいれば一応は撮るという程度で、どこにでもいるような普通種でも図鑑を見なければ名前も分からないというのもいつものことです。この場所で見ることは少ないということなので、皆さんと同じように撮らせてもらいました。一応過去の記事を調べてみると、14年前のちょうどこの時期に、当時の仕事場の近くで撮ったものを出していました。


(2024.04.10・明石公園)


2024年3月21日木曜日

アカモンナミシャク

 緑の地に赤い斑紋の見えるきれいな蛾で、アカモンナミシャク Trichopterigia costipunctaria だと思います。モチノキの幹の低いところにとまっていました。早春にだけ成虫が現れる種だそうで、ネット上で見られる画像も日付のあるものはほとんどが2月下旬から4月上旬までの撮影です。食樹はシラカシとされています。

前翅長約17mm。斑紋の赤い色が現れない個体もあるようです。





(2024.03.14・明石公園)