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2026年4月13日月曜日

口輪をつけた(?)蛾の幼虫

 名前は分かりませんが、アラカシの新葉の裏にいた鱗翅目幼虫です。


体長は6mmほどですが、頭が異様に小さく見えます。

ところがよく見ると小さな頭と見えたものは前回の脱皮の際の頭部の脱皮殻で、それが外れずマスクのように顔面に被さったままになっているようです。


脱皮殻の中に大顎が透けて見えます。こういう頭部の脱皮殻を頭や背中にくっつけて歩き回る幼虫もいますが、この場合は犬の口輪のように完全に口器を覆っていて食事も出来そうにありません。これからどうするんでしょうか。

(2026.04.12・明石公園)


2026年3月30日月曜日

ヒメハマキガ亜科の一種

 お馴染みのチャタテ類でもいないかとアベマキの幹に顔を近づけてじっと見ていると、何かが動いた、と思えばこの小さな蛾でした。褐色系の模様は樹皮にうまく溶け込んで、動かなければまず気づくことはなかったでしょう。カメラを用意するのに一度目を離したら、すぐそこにいるのになかなか見つからなかったくらいです。
頭の先から翅の先まで9mmくらいで、ハマキガ科ヒメハマキガ亜科までは間違いないと思いますが、種名が分かりません。翅の傷みがほとんどなく模様も鮮明なので調べやすそうに思えたのですが、あちこち当たってみても一致する種が見つかりませんでした。




触角の付け根や下唇鬚に、青や緑のきれいな鱗粉がわずかに混じっています。



(2026.03.28・明石公園)


2026年3月29日日曜日

キタキチョウ

 草刈りの後に伸びてきて花をつけたヒメオドリコソウに、越冬明けでちょっと翅の傷んだキタキチョウが来ていました。

普通種ですが、ココログ時代も含めて初登場だと思います。

(2026.03.28・明石公園)

2026年3月24日火曜日

キタテハ・ムラサキシジミ・ルリタテハ

 越冬明けのチョウ3種。普通種ばかりです。


キタテハ。南向きの石垣の裾の、日当たりの良い一角を何匹も飛び回っていました。

上と同じ個体です。


ムラサキシジミ。石の上にとまりお日様に向かって翅を拡げましたが、その翅を正面から撮ろうとするとこちらの影が邪魔をします。青い鱗粉が輝いて遠目にはとてもきれいですが、よく見ると翅はかなり傷んでいました。

ルリシジミ。待っていても翅を拡げてくれないので横から撮りました。裏側は蛾のようななかなか渋い色模様です。

(2026.03.17,24・明石公園)


2026年1月25日日曜日

ウスアトベリキバガ

 これはキバガ科のウスアトベリキバガ Hypatima spathota だと思います。やはりアオギリの落ち葉の中から出てきました。一見枯れ枝か藁の切れ端のような姿で、これが茶色い枯葉の上に乗っているとなおさら虫には見えません。
頭部に生えた毛の先から翅端まで約10mm、前翅長はこの姿勢でははっきりしませんが7.5mmくらいでしょうか。幼虫はハゼノキなどのウルシ科につくそうです。







頭上に反り返った下唇髭に大きな複眼、中国の龍か西洋のドラゴンを思わせる風貌です。

(2026.01.12・舞子墓園)




2026年1月22日木曜日

卵の抜け殻(イラガ類)

 カクレミノの葉の裏になにやら真珠色に光るものが見えたのでルーペで確認すると、卵の抜け殻でした。イラガの仲間のものだと思います。以前のブログによく似た、まだ孵化前のものをヒロヘリアオイラガ?の卵塊として出していますが、そちらも同じウコギ科のヤツデについていたので同種かも知れません。中身が抜けてぺしゃんこですが、ただの抜け殻と思えないほどきれいなので撮っておきました。卵殻1個の大きさは長径1mmくらいです。





(2026.01.12・舞子墓園)


2025年10月25日土曜日

ルリシジミの幼虫

 このところまた更新を怠けていて、2週間以上前に撮ったものを今頃出しています。先日のウラギンシジミの幼虫の時と同じ虫仲間に、今度はルリシジミの幼虫の居場所を教えてもらいました。


ルリシジミの幼虫はいろんな植物の花や蕾を食べるそうですが、マメ科は特に好まれるようで、この日見たのもハギでした。葉の裏でじっとしていたこの幼虫は体長約9mmです。体表は細かな毛におおわれていて、触り心地がよさそうです。

緑色のこの幼虫は食事中でしょうか。体長は同じく約9mm。多数のアミメアリが集まっています。シジミチョウ類の幼虫はアリに餌としての甘露を与えるだけでなく、それに含まれる化学物質にはアリを長くとどまらせ、より攻撃的にするという効果があるそうです(こちら)。


これも大きさは同じくらいですが、ややピンクがかった体色です。ネット記事などでは周囲の色に体色を合わせて擬態するとか、食べたものの色に左右されるとか言われていますが、どちらにしても結果は同じかもしれませんね。

(2025.10.07・明石公園)


2025年10月21日火曜日

オオスカシバの幼虫たち

 クチナシにオオスカシバの幼虫が沢山集まっている、との情報をいつもの虫仲間からいただいて、早速見に行きました。なるほど、お尻から角を生やした大小のイモムシがせっせと葉を齧っています。大きいものでは体長60mmを超えていて、おそらく終齢でしょう。一番小さいのが20mmくらいでしたが、見つけられなかっただけでもっと小さいのもいたかも知れません。オオスカシバの幼虫には褐色型も出現するそうですが、私の穴だらけの記憶ではこれまで見た覚えがありません。この日もすべて緑色型でした。

20mmくらいの若齢幼虫。体のわりに尾角は立派です。

約30mm。

約50mm。

これは終齢でしょう。体長は60mmを超えて丸々と太っています。

葉を齧る中齢幼虫。

(2025.10.07・明石公園)


2025年10月16日木曜日

イチモンジセセリ・求愛行動?

 2匹のイチモンジセセリが追いかけっこをしていました。
片方が葉にとまるともう片方も同じ葉に飛んできて、するとはじめの1匹は即座に近くの別の葉に飛び移り、2匹目が後を追う、ということを繰り返しています。そのうちそれにも飽きたのか、逃げ回っていた♀(多分)が動きを止め、そのすぐ後ろに♂(多分)が頭を♀の翅にくっつけるようにしてとまりました。♂は一瞬翅をはばたかせて♀に突進するような動作を何度も繰り返しますが、♀の反応はありません。結局♀にその気がなかったのか、やがて2匹ともどこかへ飛んでいってしまいました。






(2025.10.07・明石公園)

2025年10月14日火曜日

ウラギンシジミの幼虫

 1か月近くの前の撮影ですが、クズの花についていたウラギンシジミの幼虫です。これも、いつもの虫仲間が見つけたものを撮らせてもらいました。色合いが見事にクズの花に同化していて、こんな場所にこんなものがいると分かった上で探すのでなければちょっと見つけられそうにありません。体長は約20mmで、終齢だと思います。

ピンボケで写っているアリはシベリアカタアリです。

(2025.09.20・明石公園)

2025年10月6日月曜日

ヒメエグリバ

 これはヒメエグリバ Oraesia emarginata で合っていると思いますが、その名で出てくるネット上の画像には翅の色や濃淡に大きなばらつきがあってちょっと戸惑います。ただそんな画像をよく見ると、翅に何本も走る横線の位置や曲がり具合、リング状の紋などはどれもよく一致していて、確かに同じ種だと納得できました。
幼虫の食草はアオツヅラフジで、以前のブログに出しています。



(2025.09.30・明石公園)



2025年9月27日土曜日

クチバスズメの幼虫

 アラカシの葉に、大きなイモムシがぶら下がっていました。一見してスズメガ類であることは分かりますが、何スズメか見当がつきません。そこで詳しい虫仲間に写真を見てもらうと、アラカシであればクチバスズメ Marumba sperchius だろうと。その通りでした。体長は85mmほどもあって、おそらく終齢と思われます。せっかくなので各部アップで撮らせてもらいました。体表は小さな突起で覆われていますが、地肌は透明感のあるきれいな緑色で、とても滑らかそうに見えます。





気門の開口部の両側には細かな毛が密生しています。閉まっているように見えますが、葉っぱの気孔のように自由に開け閉めができるんでしょうか。

(2025.09.19・明石公園)