イチイガシの樹皮下にいたノミコバチ(Elasmus)の一種です。
この仲間は以前のブログには何度か出していましたが、ここしばらく撮っていなかったので、持ち帰って深度合成撮影もしておきました。過去の画像と比べてみると、こちらと同じ種のように見えます。他に、やや大型で体色の違う個体も何度か撮っていて(2012.012.11、2012.12.16)、これらは別種かもしれません。また、以上は全て♀でしたが、一度だけ枝分かれした触角をもつ♂を撮影しています。
なおこの Elasmus 属は以前はノミコバチ科(Elasmidae)に分類されていて、過去の記事でもそれにしたがっていましたが、現在ではヒメコバチ科 Eulophidae の Elasminae 亜科に移されたようです。
2025年3月4日火曜日
ノミコバチの一種(Elasmus SP.)
2025年1月12日日曜日
越冬中のシベリアカタアリ
林の中にアラカシの枯れ枝が落ちていて、剝がれかけた樹皮の下にいかにも何か隠れていそうな気がしたのでめくってみると、びっしりとアリが集まっていました。この公園内でも主に樹木の多い区域でよく見られるシベリアカタアリ Dolichoderus sibiricus です。
2025年1月6日月曜日
2025年1月5日日曜日
ヒメコバチ科の一種(?Elachertus sp.)
冬場の虫撮りではあいかわらずせっせと葉っぱめくりをやっていますが、十数年も前に比べると葉裏で越冬している虫も種数・個体数ともに見る影もないほど少なくなってしまいました。わずかに見つかるのもおなじみさんばかりです。
写真のヒメコバチは触覚の毛がふさふさしていたので♂ではないかと思い、採集して帰って深度合成撮影もしましたが、やはり以前のブログに出した Elachertus sp. と同種か同属の♂のようです。カクレミノの葉裏にいました。
2024年12月25日水曜日
アケビコノハとオオハナアブ
枯れてしわくちゃになったヤツデの枯葉をひろげてみると、こんなものが隠れていました。
枯葉そっくりのアケビコノハ Eudocima tyrannus とオオハナアブ Phytomia zonata です。2024年12月18日水曜日
オナガコバチ科 Torymus sp.(深度合成)
先日の記事のクヌギハケタマフシに産卵していたオナガコバチ科 Torymus sp.の小型種の方ですが、その数日後同じ木を見に行くとまだ2、3匹が産卵していたので、スタック撮影のために1匹採集して帰りました。残念ながら冷凍殺虫で腹部が縮んでしまい、また絡み合った脚もそのままですが、この小さなハチの美しさは分かっていただけると思います。
2024年11月30日土曜日
クヌギハケタマフシに産卵するオナガコバチ科の一種(Torymus sp.)
アベマキの葉裏に出来たクヌギハケタマフシに、金属光沢に輝く美しいオナガコバチが産卵していました。大きさや体色の異なる2種がいて、どちらも以前コナラの枝先のナラメリンゴフシに産卵していた種によく似ています。おそらくTorymus 属ではないかと思いますが、確かではありません。同じ虫こぶに産卵するハチとしては、この秋だけでイソウロウタマバチ、カタビロコバチ、ナガコバチに続いて4種目ですが、一種類の虫こぶがずいぶん多種類のハチに狙われるものです。