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2020年3月28日土曜日

ワムシを捕えるオオタイヨウチュウ

オオタイヨウチュウ Actinosphaerium はほとんど動かないように見える単細胞生物ですが、実は捕食性で、以前にも細胞内にワムシやスナカラムシの殻が残っているのを見たことがあります。
このような活発に動く獲物をどうやって捕えるのか、一度現場を見たいと思っていたので、今回1匹のオオタイヨウチュウと数匹のワムシを一緒にカバーガラスの下に閉じ込めて様子を見ることにしました。

観察を始めて間もなく、1匹のカメノコウワムシが飛び込んできました。

オオタイヨウチュウにぶつかるとそのまま離れられなくなったようです。

ワムシがぶつかった部分の細胞の表面が陥没していきます。

捕らえられてから約6分後、ワムシのほぼ全身が埋没してしまいました。

気が付くと、他にも3匹のワムシが捕らえられていました。

更に15分ほど経つと、全てのワムシがオオタイヨウチュウの細胞内に呑み込まれてしまいました。
今回は動画しか撮らなかったので、以上はすべて次の動画からの切り出しです。



(2020.03.13・明石公園 桜堀にて採集)


2019年12月6日金曜日

ウロコタイヨウチュウの一種(Raphidiophrys ?elegans)

これはウロコタイヨウチュウ(Raphidiophrys)の一種だと思います。細胞同士が連絡橋のような構造でつながり合って立体的な群体を作っています。ネット上の画像を探してみると、主に海外サイトで Raphidiophrys elegans としてこれによく似た画像が多数出てきました。



各細胞は“ブリッジ”を通じて物質のやりとりを行うようです。


(2019.11.25・明石公園 藤見池にて採集)