これもアオギリの落ち葉の中から出てきた、コマユバチの一種です。似たような種は何度も撮っているような気もしますが、ざっと過去の記事を探してみたところでは同種らしきものは見つかりませんでした。属の見当もつきませんが、産卵管が見えないので♂でしょうか。体長約2.8mm、翅端まで約4.2mmです。
2026年1月21日水曜日
2026年1月20日火曜日
不明カスミカメムシ幼虫
昨日の記事に続き同じくアオギリの落ち葉から出てきたカスミカメムシですが、今回は幼虫です。撮影時には、頭部から胸部にかけての側面を走る赤い筋を見て、以前に同じ場所で見た外来カスミカメ Campyloneura virgula だと思っていました。しかし写真を比較すると似ているのはその赤い筋だけで、それも今回のものはより細くて短く、触角の赤い斑紋もありません。体形にも違いがあります。ということで他の候補を探さなければならないのですが、カスミカメムシの幼虫の画像は図鑑にもネット上にもほとんどなく、今のところ全く見当がつきません。体長は約2.7mmです。
ちなみに Campyloneura virgula についてはカグヤホソカスミカメという和名がつけられたそうです。あちこちで見つかっているようなので、一度成虫を見たいのですがまだ叶いません。
2026年1月19日月曜日
不明カスミカメムシ
これもアオギリの落ち葉の中から出てきた、カスミカメムシ科の一種です。ほとんど茶一色の特徴にとぼしい外見で、カメムシ図鑑やネット画像を探し回ったのですが、一致する種が見つかりませんでした。もしかするとこれも越冬色で、本来の体色が失われているんでしょうか。翅端まで約5.8mmです。
2026年1月18日日曜日
枯葉の間で越冬するツヤアオカメムシ
アラカシの、重なり合った枯葉の間にきれいな緑色が覗いているのでそっと広げてみると、ツヤアオカメムシが3匹出てきました。2023年の夏の大発生して、次の冬には越冬個体がいたるところで見られましたが、前回の冬はあまり見かけませんでした。それがこの冬はまた少し増えているようで、落ち葉の中などでもよく見つかります。
こちらの記事によれば、ツヤアオカメムシは山のスギやヒノキの実で育つということで、この公園では卵も幼虫も見たことがないように思います。
2026年1月17日土曜日
ハネナシヒメバチ
はじめ見た時は触角が異様に長いことしか分かりませんでしたが、ファインダーを覗いてみるとこれまで一、二度しか見たことのないハネナシヒメバチ属 Gelis の仲間でした。以前のブログでアソハネナシヒメバチと思われるものを出していますが、それとは体形も違うし、触角も2倍近くの長さがあります。産卵管も見えないので♂でしょうか。ネット上でも多くの画像が見られますが、ほとんどがハネナシヒメバチの一種とされているだけで、種名まで見当つけるのは難しそうです。
体長は約3.7mmで、前回の記事と同じアオギリの落ち葉をひろげて見つけました。
2026年1月16日金曜日
2026年1月14日水曜日
タマバチトビコバチ
冬場恒例の葉めくりも近頃は収穫がめっきり減ってしまって寂しい限りですが、これはこの日のわずかな獲物の一つ、タマバチトビコバチ Cynipencyrtus flavus です。以前のブログにも掲載していますが、その記事にezo-aphidさんからいただいたコメントにあるように、かつてはキイロクヌギトビコバチという和名がつけられていました。北隆館の大図鑑には Cynipencyrtus として2種、キイロクヌギトビコバチ C. flavus とクヌギトビコバチ C. bicolor が掲載されていますが、後に両種は同一種として C. flavus に統一され、さらに所属がトビコバチ科からマメトビコバチ科 Tanaostigmatidae に移されるとともに和名もタマバチトビコバチに改められたということです。その和名通り、タマバチ類に寄生するようです。
ところで、学名で検索するとこちらに標本画像が出ていますが、そこでは科名が Cynipencyrtidae(タマバチヤドリトビコバチ科)とされています。他のいくつかの海外サイトでも同じ科名があてられていますが、 もちろん Tanaostigmatidae としているサイトもあります。所属が更に変更になったのか、研究者によって一致していないのか、よく分かりません。
2026年1月13日火曜日
2026年1月12日月曜日
ヒナカマキリの卵嚢
シュロの葉裏でヒナカマキリ Amantis nawai の卵嚢を見つけました。虫そのものももう何年も見ていませんが、この小さな卵嚢も新しいものを見たのは久しぶりです。
卵嚢があったのは頭より高い位置です。ヒナカマキリは地上性で、過去に見た卵嚢もほとんどが地表近くの樹皮の裏や落ち葉の間だったので、こんな高くてむき出しの場所に産み付けているのは意外でした。同じ日別の場所のシュロでも、地上1m足らずの葉裏で1個見つけました。なにかこの植物を選ぶ理由があるんでしょうか。
2026年1月11日日曜日
樹皮下のエサキモンキツノカメムシ
背中のハート印で知られるエサキモンキツノカメムシ Sastragala esakii です。メタセコイアの樹皮下に隠れていました。
母虫が卵や孵化幼虫を保護する習性で有名ですが、この公園ではまだその場面を見ていません。成虫はときどき見かけていて、特に冬場の越冬中の姿はおなじみですが、どこで繁殖しているのか、幼虫を見た記憶もありません。他所で育った成虫がたまたま飛んで来ているだけなのかも知れませんが、もし公園内で繁殖しているのなら是非その場所を突き止めたいものです。
2026年1月10日土曜日
ミイロカスミカメ
初見のカスミカメです。
カスミカメとしては大型で色模様も特徴的なのに名前調べは意外に難航しましたが、日本原色カメムシ図鑑の第2巻に掲載されているミイロカスミカメ Neomegacoelum vitreum (Kerzhner, 1988) に落ち着きました。図鑑の写真と比べると前胸背や触角の色合いがかなり異なりますが、説明を読むと他の特徴はよく一致します。体色変異の大きい種のようで、ネット上の画像を探すと様々なパターンのものが出てきました。またこちらの報文(朝鮮半島からの初記録)に、本種の標本画像と、形態の詳細な説明があります。
見つけた個体は翅端まで約7mmで、シュロの葉の裏にとまっていました。
2026年1月8日木曜日
クモマルトビムシ科 Ptenothrix sp.
クモマルトビムシ科 Ptenothrix 属の一種です。以前は地衣類に覆われた、ちょっと湿った石垣の石の表面を探すとよく見つかったものですが、最近は少なくなってしまいました。ただ一度見つけると動きは遅く、跳躍器は持っていても跳んで逃げるということも滅多にないので撮りやすい種ではあります。この日撮ったはどちらも体長約2mmの成虫と思われる個体でした。
2026年1月6日火曜日
この冬も集まっていたオオキンカメムシ
5年前の冬に初めて虫仲間から教えてもらった場所に、この冬もオオキンカメムシがたくさん集まっていました。
どこにもピントが合っていないようなコンデジ写真ですが、雰囲気は分かっていただけると思います。場所は住宅地の中の、小さな空き地のような公園の片隅ですが、これだけ大きくて派手な虫が集合しているとちょっと見ごたえがあります。思わず通りがかった人を呼び止めて見せてあげたいくらいですが、今どきのことですから中には殺虫剤を撒きに戻ってくる人がいないとも限らず、黙っていた方がよいかも知れません。2026年1月4日日曜日
ウバメガシアブラムシ
久しぶりに撮影したウバメガシアブラムシです。最近は見かけないのでこの場所からはいなくなったのかと勝手に思っていたのですが、虫探しの成果がさっぱり上がらないのでちょっと気を入れてウバメガシの細枝をルーペでじっくり眺めていると、意外にたくさん見つかりました。何年も見ないうちに、その小ささを忘れてしまっていたようです。
多くのアブラムシのように集合することなくあちこちに散らばっているのですが、この日見たのは成虫ばかりでした。大きさのばらつきはほとんどなく、体長約0.6mmです。以前BABAさんのブログで、11月中旬に出産シーンを撮られていたのでここでもひょっとして、と期待したのですが、時期が遅すぎたか出産はおろか、幼虫すら1匹も見つかりませんでした。
成虫たちは、アラカシの枝につくもっと大型のイスノフシアブラムシと同様、カイガラムシのように枝に固着して移動能力はありません。6本の脚は退化して空中に跳ね上げ、腹部はなにかチョコレート色のパテで枝にくっつけたように見えます。頭部よりに黒っぽくて丸い球状のものが一対見えるのが、複眼の名残でしょうか。普通の人がまず目にとめることのない大きさですが、面白い虫です。
下の写真では、複数の個体を適当に並べています。


















































