昨日のハナビワムシの一種(Collotheca sp.)の続きです。
このワムシはいつ見ても卵を1個持っているように思うのですが、ちょうど孵化直前らしき卵を持った個体を見つけました。
このワムシはいつ見ても卵を1個持っているように思うのですが、ちょうど孵化直前らしき卵を持った個体を見つけました。
生まれようとしている子どもが卵殻の中でしきりに動いていて、2個の眼点も見えます。
残念ながら、ちょっと目を離している間に殻から出てしまいました。まだ完全に卵殻から抜け出したわけではなく、この写真では分かりませんが、最後の動画でまだお尻のあたりに残っている卵殻が見えます。頭部の繊毛を盛んに動かしていますが、この繊毛がやがて成体の長い剛毛に変化するんでしょうか。
孵化した子どもはしばらくの間親の鞘の中に留まっていましたが、やがて外界へ泳ぎ出しました。この時点では成体にはあまり似ていませんが、いずれ適当な場所を見つけて固着生活を始めるのでしょう。
(2019.11.25・明石公園 桜堀にて採集)