アラカシの雌花の花芽に産卵するマスダアラカシタマバチ単性世代を見てから約1週間後、同じ場所ですでに花が開き子房が膨らんだ雌花に産卵している個体がいました。
この日は同じ種は他に見当たらず、この個体だけ羽化が遅れていたのかも知れません。ただ、前の記事でも参照した TAMABACHI JOHO-KAN を見るとマスダアラカシタマバチの両性世代が出現する(つまり単性世代の産卵によって作られる)虫こぶ(カシメフクレタマフシ)はアラカシの冬芽に形成されるもののようです。とすれば雌花に産卵するというのは理解に苦しみます。
この日は同じ種は他に見当たらず、この個体だけ羽化が遅れていたのかも知れません。ただ、前の記事でも参照した TAMABACHI JOHO-KAN を見るとマスダアラカシタマバチの両性世代が出現する(つまり単性世代の産卵によって作られる)虫こぶ(カシメフクレタマフシ)はアラカシの冬芽に形成されるもののようです。とすれば雌花に産卵するというのは理解に苦しみます。
時期と堅果の成長段階は異なりますが、産卵部位は9月頃にドングリに産卵するタマバチ(?Synergus itoensis アラカシミイソウロウタマバチ)と同じように見えます。
上の写真からさらに約一週間後、やはり同じアラカシの雌花に産卵している別種のタマバチを数匹見かけました。写真を見ただけでもマスダアラカシタマバチともアラカシミイソウロウタマバチとも違う種であることは確かだと思いますが、これが虫こぶ形成者なのか、それとも同居者あるいは寄生者なのか分かりません。
これも産卵部位は同じです。
枝に産卵しているものもいました。
アップで撮れなかったので同種かどうかは分かりませんが、マスダアラカシタマバチではなさそうです。
(2020.05.08/16・明石公園)