モチツチジの花で久しぶりにツツジトゲムネサルゾウムシ Mecysmoderes fulvus を見かけました。口吻で花弁に穴を開けているのですが、かなり臆病な虫でアップで撮ろうと植物に手を触れると逃げ回ってなかなか自然な姿を撮ることができません。それにしても、ベタベタの粘液に捕まって沢山の虫が命を落としているモチツツジの上を、この小さなゾウムシが自由に歩け回れるのは全く不思議です。
(2021.05.14・舞子墓園)
モチツチジの花で久しぶりにツツジトゲムネサルゾウムシ Mecysmoderes fulvus を見かけました。口吻で花弁に穴を開けているのですが、かなり臆病な虫でアップで撮ろうと植物に手を触れると逃げ回ってなかなか自然な姿を撮ることができません。それにしても、ベタベタの粘液に捕まって沢山の虫が命を落としているモチツツジの上を、この小さなゾウムシが自由に歩け回れるのは全く不思議です。
(2021.05.14・舞子墓園)
いつもの池で採集したサンプルに大量のアオコ(ミクロキスティス Microcystis sp.)が含まれていました。シャーレの中で浮遊しているアオコを実体顕微鏡で眺めると、ほとんどの群体にいくつものツリガネムシが付着しています。よくミジンコやワムシにくっついている柄の短いタイプではなく、螺旋状に収縮する長い柄を持っていて、多分ボルチセラ Vorticella の一種でしょう。見たところ水草や藻類に付着しているツリガネムシと違いがないようですが、もしかしたらアオコに便乗するのに特化した種なのかも知れません。
イタドリの葉の端っこから黒いものがぶら下がっているのをよく見ると、アリを捕えたクモでした。クモはヒメグモの仲間で、オオヒメグモかカグヤヒメグモあたりかと思いますがはっきりしません。触肢が膨らんでいるので♂なんでしょうが、体長は2mmくらいなので幼体かも知れません。アリはケアリ属のように見えます。