このワムシは以前のブログでヒルガタワムシ目の一種として掲載していたものですが、これとよく似たワムシの画像がマルサヤワムシ科の crucigera (Dutrochet, 1812)としてネット上で見られることを最近になって知りました。それらはすべて海外ものですがいくつものサイトに画像が掲載されていて、同種として間違いないと思います。
このワムシを最初に見た時は長い巣(管室)に収まっていることからマルサヤワムシ科と考えたのですが、手元の図鑑のマルサヤワムシ科の項にはこれほど長い背触手を持つ種の記載はなく、同じ特徴を持つ種が含まれるヒルガタワムシの仲間と判断していた次第です。
このワムシを最初に見た時は長い巣(管室)に収まっていることからマルサヤワムシ科と考えたのですが、手元の図鑑のマルサヤワムシ科の項にはこれほど長い背触手を持つ種の記載はなく、同じ特徴を持つ種が含まれるヒルガタワムシの仲間と判断していた次第です。
非常に長い足を持つワムシで、この個体で全長0.8mmほどにもなります。驚くと管室の中に引っ込んでしまいます。
輪盤(周囲に繊毛の生えた部分)のすぐ下に細かな縞模様が見えますが、動画ではこの縞模様が波のように移動して行くのが見られます。何の器官でしょうか。
長い背触手。
ワムシの繊毛の動きはきれいですね。
動画です。
(2019.11.25・明石公園 桜堀にて採集)