2020年3月9日月曜日

ヒレルクチブトゾウムシ

先日そらさんのところにも登場していましたが、冬場の樹皮下の常連、ヒレルクチブトゾウムシです。


種名で検索してみると、5年前の自分の記事が出てきました。場所も同じ、撮り方もほとんど変わらず、進歩が無くて嫌になります。

(2020.02.19・明石公園)


2020年3月8日日曜日

海産のドロワムシ属の一種(Synchaeta sp.)

淡水では非常に繁栄しているワムシ類ですが、海産の種は少なく、いつもの海岸でネットを曳いてもたまにこのドロワムシ属の一種(Synchaeta sp.)が見つかるくらいです。
ただ同じ Synchaeta でも淡水産の種は和名に「ドロワムシ」が含まれているのに海産種ではそれが「フサワムシ」に変わっています。

脚の部分のきれいな緑色が目立ちますが、これは構造色のようで、下のように明視野照明では赤っぽく見えます。

脚の先端には一対の小さな趾が付いています。

頭部に黒っぽく見える点が眼ですが、実際には赤色です。



(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)



2020年3月6日金曜日

巻貝のベリジャー幼生

先日の二枚貝に続いて、巻貝のベリジャー幼生です。






巻貝のベリジャー幼生は以前のブログにも何度か出しています。

(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)



2020年3月4日水曜日

二枚貝のベリジャー幼生

ネットで濾した海水をシャーレに入れて実体顕微鏡で眺めると巻貝や二枚貝のベリジャー幼生 veliger larva が泳いでいるのがよく見つかります。面盤を円形や8の字型に拡げ周囲の繊毛を運動させて泳ぐ様はそのまま眺めている分にはとても美しいのですが、それをスライドガラスに取って生物顕微鏡で撮影しようとすると動きが速すぎて追いきれなかったり、反対にすぐに動きを止めて殻の中に引っ込んでしまったりとなかなか難しいものです。今回も何度か失敗した後でようやく協力的な個体にめぐり合いました。






(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)


2020年3月3日火曜日

シロフフユエダシャク

サクラの幹にとまっていたシロフフユエダシャク Agriopis dira ♂です。♀も撮りたいんですがなかなか見つかりません。






(2020.02.19・明石公園)



2020年3月2日月曜日

ヤムシの一種

近年瀬戸内海ではプランクトンが激減しているそうで、それは私のようにたまに近所の海岸でネットを曳いてきて眺めたり写真を撮ったりして楽しんでいるだけの者にもはっきりと実感できることです。ヤムシの仲間も以前はよく採れたものですが、最近はあまり見かけなくなってしまいました。
この仲間(毛顎動物 Chaetognatha)は分類学上の位置が長年の謎だったのですが、最近になってその研究に新しい展開があったようです(こちら)。

ヤムシにはこちらのように尾鰭や側鰭があるのですが、この個体は横向きになってしまっていて、鰭が見えません。



黒いのは眼。

毛顎動物の名の由来である、太い毛のような顎毛が見えます。これで獲物を捕えるそうです。

(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)