2021年7月4日日曜日

ヒメバチ科の一種?

綺麗な色のコバチ類だと思って撮ってみましたが、翅脈を見るとヒメバチ科のようです。と、思ったのですが2枚目の写真が半分ぼやけていてはっきりせず、コマユバチ科かも知れません。アラカシの葉裏にいました。体長は約2.4mmです。



(2021.04.22・明石公園)

2021年7月3日土曜日

ヒメガガンボ科の一種

 しばらく虫撮りに出かけていないので、古い写真の中から落穂拾いをしています。
腐朽の進んだ伐採木の周りを飛び回っていたガガンボです。翅脈を見るとヒメガガンボ科 Limoniidae のようですが、それ以上は分かりません。翅の長さは約9mmです。





(2021.03.27・学が丘北公園)

2021年7月2日金曜日

キイロシギアブの一種(Rhagio sp.)

近所の公園でときどき見かけるシギアブで、たいがい写真のように木の葉の裏にとまっています。キイロシギアブ Rhagio flavomedius だと思っていたのですが、あらためてネット情報を探してみるとこの Rhagio 属の数種は今の時点では同定が困難なようです(一寸のハエにも五分の大和魂・改 スレッドNo.7720)。体長は約8mmです。


正面像も撮りたかったのですが、逃げられました。

(2021.06.07・学が丘北公園)

2021年7月1日木曜日

再びイタチムシ

この1月にイタチムシの一種(Chaetonotus sp.)として出したのと同じ種だと思いますが、ゆっくり泳いでくれたので前回より分かりやすい写真が撮れたと思います。


腹面を向けています。頭部(右上)先端の円いのが口です。


同じく腹面ですが、少し手前にピントを合わせていて、多数の繊毛が見えます。

側面です。背中の膨らんだ部分では卵が成長しています。淡水のイタチムシでは普通♀しか見られないそうです。

イタチムシ類の多くは体表が鱗板に覆われていて、その形は種によって様々だそうですが、この種では背側の鱗板から長い棘が伸びています。

(2021.05.07・明石公園 藤見池にて採集)


2021年6月30日水曜日

ホソヒョウタンカスミカメ

 久しぶりに撮影したホソヒョウタンカスミカメ Pilophorus erraticus です。サクラの葉の裏にいました。以前のブログでもちょうど10年前に一度掲載しています。その時はシャリンバイに多数、また幼虫も混じっていたのですが、今回見つけたのは1匹だけで、幼虫の姿も見ませんでした。この仲間は姿が良くて好きなのですが、逃げ足が速くて撮りにくい連中です。




頭端から翅端まで約3.8mmです。

(2021.06.21・明石公園)

2021年6月29日火曜日

ネズミモチの虫こぶ(?)に産卵するヒメコバチとコマユバチ

ネズミモチの花序で産卵していたコマユバチとヒメコバチです。ネズミモチの蕾や実にはイボタミタマバエが寄生してゴールを作るので、どちらもその寄生者ではないかと考えています。


歩き回りながらあちこちで針を突き刺していました。

花が終わったばかりの子房に産卵しているようですが、この子房にはすでにイボタミタマバエの卵が産みこまれているのかも知れません。

次はヒメコバチの一種

やはり同じような場所に産卵管を刺しています。これも同じタマバエに寄生する種でしょうか。

周りの枝が邪魔になってうまく撮れません。



体長約2.3mm。よく似たヒメコバチはこれまでに何度も撮ったような気がしますが・・・。

中胸背板の中央に1本、小盾板に1対ある縦線がはっきりと見えるので Tetrastichinae 亜科に間違いないと思いますが、その他に中胸背板の後半に横溝が走っていて、この特徴はこれまで撮影にした、これとよく似た種の中には見当たりません。

(2021.06.21・明石公園)

2021年6月28日月曜日

ヒメグンバイの幼虫たち

10日程前に見たアベマキで、たくさんの葉にヒメグンバイ Uhlerites debilis の産卵跡があったのを憶えていたので孵化の様子が見られないかと覗いてみましたが、すでにほとんど生れた後だったようでどの葉の裏にも大小の幼虫が集まっているばかりでした。


一番大きなもので4齢くらいでしょうか。

脱皮中のもいました。3齢→4齢かな。(以下撮影倍率は同じです。)


もっと小さいのも脱皮していました。2齢→3齢くらいでしょうか。

さらに小さいのも。1齢→2齢?

グンバイカスミカメ Stethoconus japonicus の若齢幼虫もいました。体長は約1.1mm。グンバイ専門の捕食者です。今回は食事風景は見られませんでした。

(2021.06.21・明石公園)