昨日のヨツボシヒョウタンナガカメムシと同じくエノコログサの穂の上にいたヒゲナガカメムシ Pachygrontha antennata です。
2021年9月11日土曜日
ヒゲナガカメムシと幼虫たち
体長約8mmの成虫。触角が短いのでこれは多分♀で、後ろにアウトフォーカスで写っているのが♂です。
幼虫たち。大きい方が体長約6mmで、多分終齢でしょう。
実を吸う成虫。
(2021.09.07・明石公園)
2021年9月10日金曜日
ヨツボシヒョウタンナガカメムシ
エノコログサでよく見かけるヨツボシヒョウタンナガカメムシ Gyndes pallicornis とその幼虫たちです。
この成虫は体長約7mm。(2021.09.07・明石公園)
2021年9月9日木曜日
今年も産卵に来たニッポンオナガコバチ
ニッポンオナガコバチ Macrodasyceras japonicum の産卵は一昨年9月に初めて見ていて、昨年は時期を逃してしまいましたが、今年はちょうど間に合いました。前回と同じで、過去に何度も羽化を観察している同じクロガネモチの木です。
何しろ小さいのでなかなか目にとまりませんが、目を凝らしてよく探すとかなり多数の♀が産卵していました。
♂の姿もちらほら見えましたが、こちらはメスと違って落ち着きなく動き回るので上手く撮れません。
♂は産卵中のメスには関心が無さそうで、むしろ実の中から♀が出てくるのを待っているような様子でした。撮影時には気が付きませんでしたが、この写真の実には脱出口らしきものが見えます。このハチの羽化には早すぎると思われますが、どうなんでしょうか。あらためて全ての写真を確認しましたが、このような穴は他に見つかりませんでした。
一昨年の記事にも書きましたが、9月に産卵する♀は12月に羽化して冬の間葉裏などでよく見つかる個体と比べるとかなり小型です。比較のために撮影倍率を揃えて並べてみました。
上が今年の1月に葉裏で越冬していた個体、下が今回産卵に来ていた個体で、体長はかなり違いますが産卵管の長さはほぼ変わりません。それぞれのグループ内でも個体差はありますが平均すると明らかな差があります。世代が違うことは確かだと思いますが、冬を越した♀がどこに産卵するのか、つまり9月に産卵する♀たちがどこで育ったのか、見当がつきません。
(2021.09.07・明石公園)
2021年9月8日水曜日
青く輝くミカヅキモの外被
ミカヅキモ(Closterium)の多い池の水を少量の泥と一緒に汲んできて実体顕微鏡の暗視野で眺めていると、きれいな緑色のミカヅキモに混じってその殻というか、中身が抜けてしまって外被だけ残ったものが鮮やかな青色に輝いているのが目に入ります。この色は構造色で、生きているミカヅキモでも光の具合によって表面が青く光りますが、明視野照明では見えません。その脱け殻を二つ三つスライドガラスにとって撮影してみました。
モワレが出ているのは左右2枚の外被が重なっているためだと思います。
以下は偏斜照明ですが、外被に多数の平行な条線が走っているのが見えます。
(2021.09.07・明石公園の池にて採集)
2021年9月7日火曜日
セダカシャチホコの幼虫
アラカシの葉を食べていた芋虫です。体長は60mmほどあって、その大きさと模様からスズメガ類かと思ったのですがトレードマークの尾角が見えません。調べてみるとシャチホコガ科のセダカシャチホコ Rabtala cristata でした。多分終齢でしょう。何枚か撮っているうちに危険を感じたのか食事を中止して固まってしまいましたが、しばらく離れていた後覗いてみると再びせっせと葉を齧っている最中でした。
(2021.09.07・明石公園)
2021年9月6日月曜日
ツボカムリの分裂
2個のツボカムリが互いに開口部をくっつけているのを見つけました。最初は接合かと思いましたが、どうやら細胞分裂の最終段階だったようです。見ているうちに二つの殻の境い目から触手が伸びはじめ、やがて分離してそれぞれ反対方向に別れていきました。この次の機会にはもっと初期の、殻が括れはじめた段階から観察してみたいものです。
動画です。
移動中の片割れです
波状の突出部の数は5個で、以前のブログに出したもの(突出部が3個)と同様 Difflugia lobostoma ではないかと思います。
動画です。
(2021.08.06・明石公園の池にて採集)
2021年9月4日土曜日
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