2022年1月18日火曜日

キハダエビグモ

 ムクノキの樹皮の下にいたキハダエビグモ Philodromus spinitarsis です。体長約4.2mm。以前12月にハエを捕えているのを撮影したことがありますが、このクモは真冬でも活動しているようです。




(221.01.15・明石公園)

2022年1月17日月曜日

エノキトガリキジラミ?

 カクレミノの葉裏にいたキジラミです。
尾端を見ると♀のようですが、この季節によく見るムクトガリキジラミより小型で、翅端まで約3mmです。いつものように「山陰地方のキジラミ図鑑」にあたってみると、背面の模様や触角の短いこと、出現時期などからエノキトガリキジラミ Trioza brevifrons の秋型に該当しそうですが、大きさ(全長約2.0-2.5mm)を少し上回り、「胸部の側方には不明瞭だが黒い帯」というのも見当たりません。この種には近縁な別種もいるとのことなので、一度エノキから羽化してきた個体を確認する必要がありそうです。
因みに「山陰地方のキジラミ図鑑」(ホシザキグリーン財団研究報告特別号)は以前はPDFが公開されていたのですが、現在はリンクが切れているようです。




(2022.01.15・明石公園)

2022年1月15日土曜日

クダアザミウマ科の一種( ?Karnyothrips sp.)

 アキニレの樹皮の下から出てきたクダアザミウマです。細長い体形に見覚えがある気がして調べてみると、以前のブログに出して時鳥庵庵主さんから Karnyothrips 属と教えていただいた種によく似ています。触角の色が異なり、また翅は前回撮ったものでは欠損していたので比較できませんが、おそらく同属だろうと思います。体長は尾管を含めて約1.9mmです。




(2022.01.05・明石公園)

2022年1月14日金曜日

クチビルケイソウの一種

 クチビルケイソウ(Cymbella)の一種です。わりあい大型の種で、生体でも殻の条線がはっきり見えます。ゆっくり動いていました。

殻面にピントを合わせています。厚みのある被写体を偏斜照明で撮るとボケが片側に出て、ちょっとブレたように見えてしまいます。

こちらは細胞の中心付近にピントを合わせています。

(2022.01.07・明石公園 桜堀にて採集)

2022年1月12日水曜日

真冬のボルボックス

 正月三が日も済んで、いつもの公園の池で水を濾すとボルボックス(Volvox sp.)が大量に採れました。

この池では20年も前から採集していますが、2019年以前にはボルボックスはかなり珍しいもので、時折少数が見つかる程度でした。それが2年ほど前から度々大量に発生するようになったのですが、その理由の見当がつきません。今回は有性群体は見当たりませんでした。

優雅に泳いでいる姿を撮ろうとしていたのですが、照明を当てると中心部めがけて周囲から集まって来て、こんな過密状態になってしまいました。

(2022.01.07・明石公園 剛の池にて採集)

2022年1月11日火曜日

ムクノキトガリキジラミ

モチノキの葉裏に集まっていた3匹のキジラミ。

この時期、いろんな木の葉で見かけるムクノキトガリキジラミ Trioza usubai です。


尾端を見ると3匹とも♂のようでした。体長2.3mm、翅端まで3.7mmくらいです。

その顔。

これは近くのヘデラにいた♀です。大きさは♂とほぼ同じ。

(2022.01.05・明石公園)

2022年1月10日月曜日

クモヒメバチの幼虫を背負ったウロコアシナガグモ

 シャリンバイの葉の裏にいたウロコアシナガグモ。体長3.5mmほどの♀です。

気の毒なことに、背中にクモヒメバチの小さな幼虫がくっついています。一昨年5月にも同様の光景を出していますが、その時は幼虫がもっと成長していました。





(2022.01.05・明石公園)