アラカシのひこばえで、しばらく見かけなかったイスノスシアブラムシ Nipponaphis distyliicola のコロニーを見つけました。
小さな体には不釣り合いに太くて長い口吻が見えます。お尻の先の白い塊は卵殻の名残でしょう。
イスノフシアブラムシは春に有翅虫が現れてイスノキに移住しますが、それとは別に一部の系統は周年アラカシで繁殖を続けるそうです。春にアラカシで見た幼虫たちはこちら、また有翅虫と思われるものはこちらに出しています。
アラカシのひこばえで、しばらく見かけなかったイスノスシアブラムシ Nipponaphis distyliicola のコロニーを見つけました。
久しぶりに見たオナガグモ Ariamnes cylindrogaster。以前のブログには何度か登場しましたが、“2”では初めてです。
緑色のもいますが、これは褐色型です。モチノキの葉の裏にぶら下がっていました。体長約17mm、伸ばした脚の先まで約27mmです。以前のブログに同じタイトルで出したものと同種かも知れません。足や趾がなく、体内の大きな部分が不透明で、全体の形を把握しづらいワムシという印象があります。「日本淡水動物プランクトン検索図説」によれば、ミドリワムシ属 Ascomorpha を含むハラアシワムシ科 Gastropodidae は「胃が大きく四方へ突き出た盲嚢を備え、体腔の空間を占める。胃全体が緑、橙黄、褐色等の色彩をもつ」とのことです。
* 2022.1.29・タイトル・記事訂正 *
当初画像1・2枚目をシロオビフユシャクとしていたのですが、「明石の蛾達」のYAMKENさんから1枚目はクロバネフユシャクだろうとのご指摘をいただいたので、タイトルと記事を訂正しました。シロオビとの判別点は前翅外横線が前縁付近で曲がる角度が鈍角であること、またその部分の白色がより目立つこと、前翅前縁の線がわずかに内側に凹むこと、シロオビに比べてやや小型であること等々だそうです。
公園のトイレの外壁にとまっていたフユシャクの♂2種3種です。
♂がいるからには♀もいるはずですが、この日も一匹も見つかりませんでした。
強い北風で虫撮りをあきらめ、散歩がてらに行った近所の公園で採ってきたクロスジホソサジヨコバイ Sophonia orientaris です。目についたのを2匹採ってきたのがちょうど♀と♂でした。
まず産卵管を持った♀です。
アラカシの葉裏にいたクダアザミウマ。腹部を曲げた独特の姿勢から Bactrothrips flectoventris で間違いないでしょう。この場所ではわりあいよく見る種です。