撮影のついでにフィルムケースに放り込んで持ち帰ったハエです。多分キモグリバエ科 Chloropidae の一種で、以前のブログに出したこちらやこちらの“その2”と同じ種ではないかと思います。2個体採集したのがちょうど雌雄だったようですが、小さいので思うように撮れません。
まず♀。撮影中にミスをして、背面や翅の写真はありません。
昨日に続いてムクノキ樹皮下から出てきたムカデです。体長5mm強で、イシムカデ科のヒトフシムカデ属(Monotarsobius)の一種だと思います。樹皮下ではよく見かける種で、この日ももっと小さなものからやや大きなものまで数匹見かけました。
先日のアジアコブカタキモグリバエを採集した時に、一緒に採れてしまったものです。葉を上から叩いてフィルムケースにハエを落とした時に近くにいたんでしょう。小さいので気がつきませんでした。ハラビロクロバチ科・タマゴクロバチ亜科(Scelioninae)の一種のようです。Telenomus 属あたりだろうと思いますが、違うかも知れません。
自宅のある集合住宅の、郵便受けの上に変な虫がとまっていると家人が言っていたのをその二日後に思い出して見に行くと、まだいました。なるほど初めて見る奇妙な蛾で、調べてみるとオカモトトゲエダシャク Apochima juglansiaria、この季節限定ながら普通種のようです。画像を検索すると以前のブログに出した幼虫の写真が出てきました。その時に成虫も見ていたようですが、憶えていないもんですね。♀はかなり珍しいようですが、触角を見るとやはり♂でした。
前翅の開帳は約40mmです。* 2022.03.10・翅の深度合成画像を最後に追加しました*
カクレミノの葉裏で見つけたアジアコブカタキモグリバエ Meijerella inaequalis です。よく見かける種なのでこれまで何度も掲載したような気がしていましたが、調べてみると11年前に一度出しただけでした。