細胞分裂途中のラッパムシの一種(Stentor sp.)を見つけました。
シャーレの中で見つけた時は底に付着して長く伸びていたのですが、スライドガラスに移すと収縮してしまいまいした。
括れは強くなりましたがひも状の大核はまだ繋がっています。
細胞分裂途中のラッパムシの一種(Stentor sp.)を見つけました。
トベラの葉裏に妙な形のクモがぶら下がっていると思ったら、大きなクモヒメバチの幼虫を背負ったウロコアシナガグモでした。
クモは♂です。クモヒメバチ幼虫は今年の1月に見たものに比べるとはるかに大きく成長していて、また背中に突起が並んでいるので多分終齢でしょう。この突起には小さなフックが多数生えていて、クモが死んだ後このフックで糸にぶら下がり蛹化するのだそうです。アラカシの新葉に小さなイモムシがくっついていました。よく目立つ白い細帯から、チャエダシャク Megabiston plumosaria の若齢幼虫だと思います。
アオミドロなどの糸状藻にたくさん付着して針山のような塊を作っている細長い珪藻です。古い図鑑で調べるとシネドラ属(Synedra)なのですが、最近その代表的な大型種(S. ulna)などがウルナリア属(Ulnaria)に移されたそうなので、どちらの名を使っていいのかよく分かりません。また和名はどちらもハリケイソウとされているようで、素人は混乱しますね。それはともかく、シャーレの中でこの珪藻の集団がキラキラ輝いているのはなかなか美しい眺めなので、なるべくその形を崩さないように水の厚みをたっぷりとって封入し、スタック撮影してみました。
以前、虫仲間からトゲアリが営巣していることを教えて貰ったアラカシの木を見に行くと、幹にキノカワガ Blenina senex が止まっていました。先週見た時にはいなかったので、暖かくなって越冬場所から出てきたのでしょう。うまく樹皮に溶け込んでいますが、この日はトゲアリも数匹、のろのろとパトロールを始めていたので、あまり長居はできないかもしれません。