ノイバラの葉に出来たバラハタマフシと思われる虫こぶに、小さなタマバチが産卵していました。バラハタマフシを作るのはバラハタマバチというタマバチだそうですが、その虫こぶに産卵しているのは何者でしょうか。手元の「虫こぶハンドブック」によれば、この虫こぶで「突起が長く星状になるものには寄居蜂が見られることが多い」とあります。「寄居」とは平たく言えば居候のことだと思いますが、このタマバチもその一種なんでしょう。産卵されている虫こぶもやがて「星状」になるのかも知れません。この日は等倍マクロしか持っていなくて、タマバチのアップが撮れませんでした。
2022年5月23日月曜日
バラハタマフシに産卵するタマバチ
3個の虫こぶのうち一番小さなものに産卵しています。
葉をつまむと真ん中の虫こぶが脱落してしまいました。ハチが産卵している虫こぶは直径約5mmです。
(2022.05.18・神戸市西区伊川)
2022年5月22日日曜日
オフリオグレナ(Ophryoglena sp.)
これはオフリオグレナ Ophryoglena という繊毛虫です。観察を始めた時はゾウリムシに似た細長い形だったのですが撮影するに泳ぐのが速すぎ、やがて動きが遅くなった時には下のようにずんぐりした形になってしまいました。
細胞口が右上に見えます。「淡水微生物図鑑」の説明には「口部域はLieberkuhn(凹面反射鏡)、または時計皿と呼ばれる独特の構造を持つ」とあります。
動画です。
(2022.04.26・神戸市西区伊川にて採集)
2022年5月21日土曜日
ノコギリカメムシ
ここ数年見る機会のなかったノコギリカメムシ Megymenum gracilicorne ですが、虫撮り仲間に居場所を教えて貰って久しぶりに撮影することができました。カラスウリと思われる蔓につかまっているのですが、あまり協力的ではなくて近づくとすぐに裏側にまわってしまいます。全身枯葉色の地味な装束に触角の先だけ赤くて目立つのは、何か意味があるんでしょうか。
(2022.05.17・明石公園)
2022年5月20日金曜日
クロマルカスミカメ
河川敷の草むらにいたクロマルカスミカメ Orthocephalus funestus です。♀は短翅で和名のごとくずんぐりした体形をしているようですが、まだ見たことがありません。これは♂で、体長(翅端まで)約6.4mmです。
(2022.05.18・神戸市西区伊川)
2022年5月18日水曜日
ショウリョウバッタの幼虫
ショウリョウバッタの小さな幼虫がいました。体長は10mmほどで、初齢ではないかと思います。周りを探すと、同腹の兄弟と思われる同じサイズの幼虫が2~3匹見つかりました。
(2022.05.15・明石公園)
2022年5月16日月曜日
2022年5月15日日曜日
ニレハバチ
アキニレの葉に赤黒のコントラストが目立つハバチがとまっていました。ニレチュウレンジ Arge captiva だと思います。幼虫はハルニレやアキニレを食害するそうです。体長は12mmくらいで、よく太ったお腹をしているので産卵に来た♀かも知れません。何枚か撮っただけで逃げられてしまいました。
(2022.05.05・神戸市西区伊川)
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