2022年2月3日木曜日

シリボソハナレメイエバエ属の一種

 こういう典型的なハエはどれも同じように見えて調べるのも大変なので通り過ぎることが多いのですが、こいつは眼の色が綺麗なので撮ってみました。翅脈からイエバエ科だろうと思って探していると、そらさんのところでほぼ同種のように見える画像が見つかりました。シリボソハナレメイエバエ属 Pygophora の一種だそうです。この属については、田井川の生き物調査隊廊下のむし探検で取り上げられていて、どちらの記事でも同定のための特徴がかなり詳細にまとめられています。下の写真では見えない部分もありますが、主な特徴は確認できるので同じ属と判断して間違いないと思います。

体長約6mm。モチノキの幹にとまっていました。

腹端付近が左右から圧されたように細くなっています。


翅が重なって見えにくいのですが、「第5腹節背板の突出」がこの属の(♂の)特徴だそうです。

中脚・後脚脛節の剛毛。

頭部単眼付近。

見る角度によるのか照明の具合か、複眼の色が大きく変化するのが不思議です。

(2022.01.25・明石公園)

0 件のコメント:

コメントを投稿