2022年7月8日金曜日

羽化してきた Euplectrus sp. (ヒメコバチ科)

 昨日の記事とは別の木ですが、羽化してきたばかりと思われる Euplectrus 属の一種(ヒメコバチ科)が寄主の残骸の周りに集まっていました。同じくサクラの葉の裏で、寄主も同じリンゴツマキリアツバでしょう。ちょうど10年前(日付まで同じ!)に見たのとほとんど変わりのない光景ですが、Euplectrus の同じ種なのかどうかは分かりません。
その場にいたのは5匹で、中の1、2匹はウロウロと歩き回って触角で盛んに他個体に触れていましたが、この様子も10年前と同じ。雌雄の違いも分かりませんが、交尾行動は見られませんでした。寄主の下には10個前後の蛹が並んでいたようですが、まだこれから羽化してくるのか、あるいはすでに飛び去った個体もいるのかも知れません。







(2022.06.26・明石公園)


2 件のコメント:

  1. こんばんは、
    この光景を久しぶりに目にした感じがしましたが、最近イモムシの下に集団で繭を作っているヒメコバチの仲間のサナギを見掛けなくなってしまいましたね。ヒメコバチの仲間の数が減ってしまったのか、寄主のイモムシの方が減ってしまったのかは分かりませんが、夏場にサナギの集団がいないから、冬場のコバチの数も減ってしまったのでしょうか。

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  2. そらさん、こんばんは。
    多分全体に減っているんでしょうね。こちらでも、10年も前には普通に見た虫で最近ほとんど見かけなくなったものがたくさんあります。このヒメコバチも冬場の葉裏探しでは一番よく見る顔だったんですが、このところほんとに少なくなりました。寂しいですね。

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