サクラの葉の裏で、孵化直後と思われるカメムシの幼虫が卵殻を囲んでいました。はじめクサギカメムシかと思ったのですがちょっと違います。この公園で見つかるカメムシで、木の葉の裏にこんな形の卵を産み付ける種はそう多くありません。キマダラでもなく、チャバネアオでもなく、もしやウシカメムシか、と思ってネット上の画像を探してみると、当たりでした。チャンネルF+というブログにウシカメムシを飼育した詳細な記録があって、そこに掲載された孵化したばかりの幼虫の写真とよく一致したのです。実は以前にも卵殻を囲んだウシカメムシの幼虫を撮影したことがあって、それを1齢幼虫だと思っていたのですが、同じブログの別の記事を拝見すると1齢ではなく2齢だったようです。
6個の卵のうち5個はすでに空ですが、幼虫は3匹しかいません。寄生されていた形跡もないので、2匹はどこかへ出かけているんでしょうか。残りの1個も孵化間近のようです。
体長は約1.4mmですが、幅はそれ以上あります。
(2025.07.04・明石公園)
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