2025年8月21日木曜日

鳥の糞に集まるキマダラカメムシ幼虫たち

 キマダラカメムシはセミのように木の幹に口吻を突き刺して樹液を吸う妙なカメムシですが、鳥の糞も好物のようです。この日はサクラの葉の上に数匹の幼虫が集まって、せっせと鳥の糞を吸っていました。
ところで、以前のブログに“鳥の糞を食べるキマダラカメムシ”というタイトルで、葉の上で白く乾いた“糞”を口吻でこすり落とすようにして吸っている成虫たちの写真を出していますが、調べてみるとこの白い粉のようなものは鳥の糞ではなく尿であって、それに含まれる尿酸が結晶したものなのだそうです。この幼虫たちもひょっとしたら糞と一緒に排泄される尿酸が目当てなんでしょうか。

いつもの言い訳ですが、そよ風に葉が揺れて、かと言って手を添えるわけにもいかず、ピンボケばかり量産しました。

大小の幼虫が争うでもなく、仲良く重なり合って食事をしているのが微笑ましいですね。


(2025.07.23・明石公園)

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