2019年9月28日土曜日

コシタカシタラガイ

*2020.11.28・追記とタイトル修正* 
種名には自信がありませんでしたが、コシタカシタラでOK、とのコメントをいただきましたのでタイトルから疑問符を外しました。この貝には類似種はないので間違えることはないとのことです。

湿った落ち葉を捲ってダニを追いかけている時に見つけた微小なカタツムリです。
殻径は約0.9mm、殻高も同じくらいで、以前同じタイトルで掲載したものに比べると半分くらいの大きさで巻き数も少ないのですが、殻の形や表面の彫刻はよく似ていて、同種の幼貝ではないかと思います。図鑑やネットで探した限りではベッコウマイマイ科のコシタカシタラガイ Sitalina circumcincta によく一致するようですが、参照できる情報が少なく、判断がつきかねています。この日、ほぼ同じ大きさの個体を数匹見つけました。



上の2枚と下の3枚は別個体です。




(2019.09.12・学が丘北公園)

2019年9月27日金曜日

ヌカカ科の一種

カエデの幹に残された蛹の抜け殻に、小さなヌカカがとまっていました。

先日掲載したシロオビクロコケガがとまっていたのと同じ木で、ひょっとしたらこの蛾の蛹だったのではないかという気もします。全長約5.5mmほどなので大きさも矛盾しません。抜け殻ばかりですが、同じ幹でいくつか見つけました。

ヌカカは体長約1.5mm。

触角を見ると♂でしょうね。

蛹殻の表面を舐めているようです。何か栄養分が残っているんでしょうか。

翅脈の読める写真が欲しかったのですが、カエデの幹が邪魔をして真上から撮れません。

(2019.09.12・明石公園)

2019年9月26日木曜日

トゲダニ亜目の一種

引き続き落ち葉のダニです。
体長は0.8mmほどで、トゲダニ類だと思います。そこから先は当てずっぽうですが、大きさや背板の網目模様、太い毛などからホコダニ科かハエダニ科あたりではないかという気がします。


鋏角に何か捕えているように見えたのですが、確認できる写真が撮れませんでした。

背板の太い毛と網目模様。全身が濡れていて細部がよく見えません。

動きはかなり鈍重です。


(2019.09.12・学が丘北公園)

2019年9月25日水曜日

ヤマトクモスケダニ

* 2021.12.12 追記 *
後日撮影した同属別種をこちらに掲載しました。

落ち葉のダニが続きますが、今回はクモスケダニ科のヤマトクモスケダニ Eremobelba japonica で合っていると思います。撮影したのは多分初めてですが、全国に分布する最普通種だそうです。

体長約0.7mm。非常に頑丈そうな体つきです。



胴感毛は細長い糸状。

背毛が長く、強く縮れていることも本種の特徴だそうです。


(2019.09.12・学が丘北公園)

2019年9月24日火曜日

ツブダニ科の一種?

落ち葉捲りで出てきたササラダニの一種で、おそらくツブダニ科 Oppiidae だと思います。

1枚目だけ別個体、残りはすべて同じ個体です。

体長は約0.45mm。

胴感毛は細長く、先端付近が太くなっています。


前体部背面に発達した桁がないのがツブダニ科の特徴の一つだそうです。

(2019.09.12・学が丘北公園)

2019年9月23日月曜日

アザミウマの一種・幼虫

落ち葉の間から出てきたアザミウマです。

体長は約0.9mmで、腹部末端から長い毛が2本伸びています。淡い体色で翅もないので幼虫だと思いますが、所属の見当がつきません。



これまでに見たアザミウマに比べるとずいぶん凸凹の多い体つきに見えます。成虫はどんな姿をしているんでしょう。


(2019.09.12・学が丘北公園)

2019年9月22日日曜日

シロオビクロコケガ

ちょっと苔むした感じの木の幹でよく見かける小さくて地味な蛾。シロオビクロコケガ Siccia minuta (ヒトリガ科)だと思います。

頭より高い場所にいたので背伸びしながら撮りましたが、うまくピントが合いません。

どこから見ても精彩に欠ける被写体です。前翅長約5mm。

もう少し他の色でも混じっていたら面白いんですが。

気が付けば下の方にももう1匹いました。こちらの方が模様がはっきりしています。

(2019.09.12・学が丘北公園)