2019年10月14日月曜日

ヒメハダニカブリケシハネカクシ

アカメガシワの葉裏にいたヒメハダニカブリケシハネカクシ Oligota kashmirica です。
旧ブログにも二度ほど掲載していますが、レンズを近づけるとお尻を持ち上げて逃げ回るのでなかなか思うようには撮れません。
実際にハダニを捕食する場面を押さえたいのですが、今回も駄目でした。


体長は1.2mmくらいです。


ハダニの張った糸の上を歩いています。


(2019.09.20・学が丘北公園)

2019年10月13日日曜日

ジムカデの一種

くっついた2枚の落ち葉を剥がしてみると、中から赤いムカデが現れました。脚の数がやたらに多い、ジムカデの一種(Geophilomorpha)です。
体長は2~3cmくらいだったと思いますが、その時つけていた小物狙いのレンズでは体の一部しか画面に入らず、かと言って外光に晒された途端歩き始めたのでレンズを替える間もなく、あれよあれよと言う間に落ち葉の間に消えてしまいました。こういうものは冬場の、動きが鈍っている時を狙わないといけませんね。





(2019.09.20・学が丘北公園)


2019年10月12日土曜日

キイロスズメバチ

採餌行動中の2匹のキイロスズメバチです。

公園の歩道の真ん中だったのですが、幸い人通りもほとんどなく、一心不乱の様子で団子づくりに励んでいます。

その餌なのですが、はじめ何か動物の死骸だろうと思ったのですが、すでに原型をとどめていないのでよく分かりません。

見ていると噛み切るのに非常に苦労しているようで、何か人間が捨てた、ポリ袋のようなものに包まれた食べ物だったのかも知れません。



動画も撮っておきました。


(2019.09.12・学が丘北公園)

2019年10月11日金曜日

ウスバツバメ

ウスバツバメ“ガ”と言う方が一般的なのかも知れませんが、個人的には“ガ”をつけるとどうも語感が良くない気がして、無しで済ませています。
時々大量発生する蛾で、以前には近所の桜並木が丸裸にされていたこともありますが、最近は防除対策が行き届いているのかあまり見かけなくなりました。
これは久しぶり見かけた1匹ですが、生け垣のネズミモチのかなり低い位置の葉裏にとまっていたもので、撮るのに難儀しました。


この綺麗な蛾がたくさん、ふわふわと飛び交う様をまた見てみたいものです。

(2019.09.24・明石公園)

ツリガネムシ(Campanella sp.)の繊毛

旧ブログに何度も出しているものですが、カンパネルラ属 Campanella のツリガネムシです。
真上を向いた細胞を探して、周口部の繊毛の動きを狙いました。

繊毛列がちょうど五角形に写っているのは以前に掲載したボルチセラ Vorticella と同じです。無数の繊毛が高速で波打つように運動して水流を起こし、餌を取り込んでいるのですが、全ての繊毛が非常に規則正しく連動して動いているということですね。

(2019.06.30・明石公園 桜堀にて採集)

2019年10月10日木曜日

マルトビムシの一種

朽木の樹皮の下に拡がった白い菌類の上を歩いていた、体長約0.4mmのマルトビムシです。







(2019.09.20・学が丘北公園)


2019年10月8日火曜日

マルサヤワムシ科ワツミワムシ属の一種(Limnias sp.)

* 2021.08.25・追記とタイトル変更*

当初マルサヤワムシ属 Floscularia の一種としていたのですが、わちーさんより、これらはワツミワムシ属 Limnias であるとのご指摘をいただきました。また、2本の動画に登場する個体はそれぞれ別種だろうということです。詳しくはコメントをご覧ください。当初のタイトルを修正しました。

鞘に入ったワムシ、マルサヤワムシの一種です。
マルサヤワムシ属 Floscularia だろうと思いますが、それ以上は分かりません。(ワツミワムシ属 Limnias でした。)
広い水中ではみんな頭冠を拡げて盛んに繊毛を動かしているんですが、スライドガラスにとってカバーガラスで蓋をすると鞘の中に引っ込んだままなかなか顔を出さないものもいます。



繊毛が非常に規則正しく運動していることが分かります。



動画です。

途中で柄から離れたツリガネムシ(Campanella sp.)も飛び入りで登場します。

もう1本、別個体です。(上の動画とは別種のようです)

頭冠を取り囲む繊毛の運動で、車輪が回っているように見えます。

(2019.06.30・明石公園 桜掘にて採集)