以前のブログでも一度紹介したハナビワムシの一種(Collotheca sp.)で、前回と同じ種だと思います。固着性のワムシで、糸状藻の切れ端にくっついていました。
「日本淡水プランクトン検索図説」に記載されている種の中では体長は約400μm、頭冠が5裂片に分かれている、などの特徴から Collotheca ornata に該当しそうですが、他にも似た種があるのかも知れません。
「日本淡水プランクトン検索図説」に記載されている種の中では体長は約400μm、頭冠が5裂片に分かれている、などの特徴から Collotheca ornata に該当しそうですが、他にも似た種があるのかも知れません。
各裂片から放射状に伸びる剛毛(繊毛と呼ばれる場合もあるようですが)は静止状態ではほとんど動きません。
スライドガラスの端をペン軸で軽く叩くと、驚いて寒天質の鞘の中に引っ込みます。
体を伸ばし始めたところ。
剛毛と言ってもその動きを見ているとごく柔らかなもののようですが、頭冠を拡げた時にそれが針のように真直ぐに伸びるのが非常に不思議に思えます。
(2019.11.25・明石公園 桜堀にて採集)